
亀山達矢と中川敦子による二人組のクリエイティブユニット・tupera tupera( ツペラ ツペラ)。
2002 年に活動を開始後、絵本やイラストレーションをはじめ、アニメーション、ワークショップな
ど、さまざまな分野で幅広く活躍してきました。絵本だけでも出版数は50 冊を超え、日本国内だけ
でなく、海外でも多くの人々に愛読されています。
本展は、「動物」を切り口にtupera tupera のユーモアあふれる絵本の世界を紹介するものです。赤
いパンツを脱がすことから始まる『しろくまのパンツ』、パンダの秘密が明かされる『パンダ銭湯』、
地球から遠く離れた惑星に住むふしぎな動物を紹介する『わくせいキャベジ動物図鑑』など、作品の
中に登場する個性的な動物たちは、世代を超えて、読者を楽しませてくれます。一風変わったキャラ
クターたちの面白さや思わず笑みがこぼれてしまう仕掛けなど、tupera tupera の豊かなアイデア
から紡がれる表現の魅力に迫ります。

展覧会名
tupera tuperaの キニナル アニマル 絵本原画展
会期
2026 年4 月25 日(土)~ 7 月5 日(日) 会期中無休
開館時間
午前10 時~午後6時(入館は午後5時30 分まで)
会場
秋田市立千秋美術館(秋田市中通二丁目3-8)
主催
tupera tupera 展実行委員会(秋田市立千秋美術館、AAB秋田朝日放送)
後援
秋田魁新報社、ABS秋田放送、AKT秋田テレビ、エフエム秋田、CNA秋田ケーブルテレビ
協力
秋田市文化創造館
観覧料
一般1,300 円(1,100 円)、大学生800 円(640 円)、高校生以下無料
※( )内は20 名以上の団体、前売、障がい者割引、秋田県立美術館および「春の 院展」との相互割引料金。
くるりん周遊パスで観覧の場合、一般990 円、大学生590 円
※前売券販売所:秋田市立千秋美術館、さきがけニュースカフェ、アソビュー!(当日券も販売)、ローソンチケット(Lコード:23107)
関連事業の詳細は千秋美術館ホームページにてご確認ください。
これまで全国の美術館を巡る大規模な回顧展をはじめ、各地で展覧会を開催してきたtupera tupera ですが、「動物」を切り口にした絵本原画展の開催は初めてです。銭湯でサングラスを外すパンダの親子、パンツをなくしたシロクマ、あらゆるものを飲み込むヘビ、海から飛び出し、火星まで飛んでいくタコ、船に乗り、各地を冒険するワニの男の子など、どこか変!? な「キニナル」動物たちが勢ぞろいします。
『しろくまのパンツ』(2012 年、ブロンズ新社)
新作の原画を初公開
2025 年10 月刊行の常識を覆す新種のチョウ84 種が掲載されたチョウ形絵本『超チョウ図鑑』。同年11 月に大幅に刷新された「ジャポニカ学習帳」にて担当した表紙絵。2つの新作の原画を本展にて初公開します。多くの展覧会に出品されてきた人気作品に加えて、多岐にわたって活躍し続けるtupera tupera の「今」も紹介します。
『超チョウ図鑑』(2025 年、アリス館)
「ジャポニカ学習帳・こくご8マス」(2025 年、ショウワノート)
主に紙を切って貼る「貼り絵」の手法で絵を制作するtupera tupera。包装紙や雑誌の切り抜き、色紙、自身で彩色した紙など、原画では、絵本のページをめくるだけでは分からない、さまざまな素材の質感の違いや鮮やかな色合いが伝わってきます。二人の創意に富んだアイデアとともに、それを形作っている、切り出された紙の線の美しさや紙を重ねることで生まれる立体感をご覧いただきます。
『アニマルアルファベットサーカス』(2009 年、フレーベル館)
tupera tupera の絵本には、ちょっと変な動物たちがたくさんが登場していますが、考えてみるとこの地球上に生きている動物も人間も、みんな多種多様で、個性的な “キニナルアニマル” ですよね。見た目や一般的なイメージで判断して、この動物はカワイイとか、この動物はコワイとか、あの人は好きとか苦手とか、一概には言えないのではないでしょうか。みんなが正しいと言ってることを、本当にそうだろうか?と疑ってみたり、違いをおもしろいね!と笑い合ったり。この展覧会を通して、いつもとは少し違う目線や考えが、あなたの中に生まれたら嬉しく思います。
Photo by Takayuki Abe
亀山達矢と中川敦子によるクリエイティブユニット。2002 年活動開始。絵本やイラストレーションをはじめ、テレビや舞台のアートディレクションなど、さまざまな分野で幅広く活動している。著書に『しろくまのパンツ』(ブロンズ新社)、『パンダ銭湯』(絵本館)、『かおノート』(コクヨ)、『やさいさん』(Gakken)、『いろいろバス』(大日本図書)など多数。海外でも多くの国で翻訳出版されている。NHK E テレの工作番組「ノージーのひらめき工房」のアートディレクションも担当。『わくせいキャベジ動物図鑑』(アリス館)で第23 回日本絵本大賞。2019 年に第1 回やなせたかし文化大賞受賞。
1.絵本のかたちとどうぶつ
この章では、パンツ型の帯をはかせた『しろくまのパンツ』『ねずみさんのパンツ』、ヘビのように長い『へび のみこんだ なに のみこんだ』、キューブ型の『きゅうきゅうブーブー』といった、絵本の形から着想を得て作られた作品を紹介します。
『きゅうきゅうブーブー』(2021 年、岩崎書店)
『へび のみこんだ なに のみこんだ』(2011 年、えほんの杜)
tupera tupera がアルファベットという定番のテーマに挑んだら?A ~ Z の頭文字で始まる動物たちが芸を繰り広げる『アニマルアルファベットサーカス』、それぞれの文字で始まる2 つの単語の組み合わせから生まれた愉快な仲間たちが登場する『ABC パーティ』により、定番のなかに光るオリジナリティをご覧ください。
『ABC パーティ』(2019 年、白泉社)
人々を魅了するパンダは「本当にかわいいだけなのか?」との疑いから始まり、パンダの親子を主人公にその秘密を明らかにした『パンダ銭湯』、イタリアのパン「パニーニ」をもとに、「ワニーニ」と名付けた12 歳のワニの男の子からイメージを膨らませた『ワニーニのぼうけん』など、この章では、主人公から展開を想像し、ストーリーが考えられた作品を紹介します。
『パンダ銭湯』(2013 年、絵本館)
『ワニーニのぼうけん』(2008 年、婦人之友社)
『タコさんトコトコどこいくの?』(2010 年、絵本館)
ことば遊びの連続で世界観が作られ、何でもしましまの『しましまじま』。島に住む動物たちも皆、しましまに彩られています。色と乗り物を組み合わせた『いろいろバス』では、運転手や乗客となり、カラフルな動物たちが登場します。この章では、初期作から新作の「ジャポニカ学習帳」の表紙絵まで、絵本に限らずtupera tupera の作品のなかの個性豊かな動物たちをご覧いただきます。
「干支飾り 午」(2025 年、中外陶園)
『しましまじま』(2006 年、ブロンズ新社)
『いろいろバス』(2013 年、大日本図書)
『わくせいキャベジ動物図鑑』では、野菜や果物から発想した「リンゴリラ」や「ハクサイ」などの動物がその生態や特徴とともに紹介されています。『超チョウ図鑑』には、「シャチョウ」「ゼッコウチョウ」「ビジュツカンチョウ」など思わずくすっと笑ってしまう新種のチョウが登場します。1 つの発想からじっくりとアイデアを練って広がっていくtupera tupera の制作の魅力を2 つの図鑑を通してお伝えします。
『超チョウ図鑑』(2025 年、アリス館)
『わくせいキャベジ動物図鑑』(2016 年、アリス館)
■チラシ
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■プレスリリース
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■秋田市立千秋美術館 Tel:018-836-7860 Fax:018-836-7862 担当:米山、奈良
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