北海道長沼町で代々、小麦や大豆などの大規模農業を営んできた「株式会社みなみ農産」(本社:北海道夕張郡長沼町、代表取締役:南 貴文)は、2023年より石狩市生振(おやふる)地区で着手したさつまいも栽培において、BtoC向け青果ブランド「ゆきまちシルク™」(商標出願中)を展開いたします。
水はけの良い砂地での栽培から、自社施設でのキュアリング、貯蔵管理までを一貫して実施 。2026年2月の自社ECサイトオープンにより、生産者が直接お届けする「最高品質のシルクスイート」を全国へ発信します 。
さつまいもの生産量が全国的に減少傾向にある中、北海道産は2022~24年で生産量が1.3倍に増加しています。 従来の主力産地である九州地方などが気候変動の影響を受けるなか、北海道は将来的な代替生産地としての需要が見込まれています。
近年、焼き芋専門店やスイーツ商品販売が各地で活況を呈するトレンドを受け、みなみ農産では石狩・生振(おやふる)地区の土地を活かしたブランド化により、北海道産さつまいもの新たな付加価値を創造します。
当ブランドのシルクスイートは、焼き芋として味わうことで芋がもつ甘さや風味をしっかりと感じていただけます。「育てる焼き芋」というコンセプトを掲げており、焼き方や焼成時間の違いによって変化する味わいを楽しむことをおすすめしています。 その名の通り、絹(シルク)のようにしっとりなめらかな口当たりが最大の特徴で、繊維が少なく舌の上でほどける食感を実現しました。 じっくり焼き上げることで、栗きんとんのような濃厚な甘みと蜜、焦がしカラメルのような風味が口いっぱいに広がります。 さらに、一晩冷蔵庫で寝かすことで甘さが一段と強まり、もっちりとした歯ごたえに変化。まるでスイートポテトのような味わいを楽しむことができます。
栽培環境は、石狩平野の一角、生振地区の「水はけが良い砂地」というさつまいも栽培に最適な環境を活かしています。 収穫後の品質を左右する「キュアリング処理」から熟成・貯蔵まで、すべて長沼の自社倉庫内で厳格に温度・湿度を管理することで、北海道の厳しい寒さの中でも春頃までの安定供給を可能にしました。 また、美観と食味の両立にもこだわっており、自社で設けた厳しい選別基準をクリアしたもののみを出荷します。 芋の肌(皮)に傷を与えないよう、収穫時の機械調整から人力での作業に至るまで細心の注意を払い、贈答用にもふさわしい美しい見た目を追求しています。
ブランド名の「ゆきまち」は、旧暦11月の「雪待月(ゆきまちづき)」に由来します。 9月末に収穫したさつまいもを、冬の訪れを待つようにじっくりと時間をかけて熟成させ、甘さが最高潮に達する11月頃から本格的な食べ頃を迎えるという、北海道ならではの時間軸を表現しました。
みなみ農産では、農業を通じて「地域の農地を守る」という社会的使命を大切にしています。 農業過疎化という課題に対し、耕作放棄地を減らし畑として維持し続けることは、地域農業の基盤を支える重要な役割を果たすと考えています。 さつまいもをはじめとする農作物のブランド価値を高めることで、農業の持続可能性を追求し、次世代へ繋がる農村環境の保全に貢献します。
これまで原料作物の生産が中心だった同社にとって、消費者の皆様へ直接青果をお届けするEC展開は大きな一歩となります。 「子供に安全で本物の味を食べさせたい」と願う共働き世帯や、健康志向の高い方へ向けて、焼くだけで特別感を味わえる「日常の贅沢」を提案します。 今後は道の駅「マオイの丘公園」や自社ECサイトでの販売に加え、札幌市内の飲食店とのコラボレーションや、ふるさと納税、ポップアップ出店などにも注力していく予定です。 将来的には北海道産さつまいもの美味しさを日本全国、そしてタイなどの海外市場へも広めていく計画です。
