愛知県稲沢市にある、国府宮のはだか祭の宿として知られている「和陽館」。ことしは、これまでとは違うはだか祭となりそうです。
【写真を見る】天下の奇祭“国府宮はだか祭”を支える旅館 名物社長が62歳で他界… 「はだか祭は人生の一部」「渦の中で命の尊さ感じる」 愛知・稲沢市
和風ビジネスホテル「和陽館」は、国内外から集まる裸男たちをもてなす宿として有名です。
酒井章治社長は、自らもはだか祭に参加する筋金入り。38年前から、もみ合いに参加する裸男たちを受け入れ、慣れない人には下帯をつけるサポートをしたりと祭りを支えてきました。
■突然の別れ… はだか祭を支えてきた社長が62歳で他界
(大石邦彦アンカーマン 2月25日)
「こんにちは」
(和陽館 酒井鈴世女将)
「ようこそいらっしゃいました」
(大石)
「ことしも来てしまいました。いつもは社長がいらっしゃるんですけど…」
(和陽館 酒井鈴世女将)
「去年5月に亡くなりました」
毎年のように取材を受けて頂いた酒井社長は、去年5月、がんが転移して62歳で他界。突然で、あまりにも早い別れとなりました。
酒井社長の名刺には「国府宮はだか祭のお宿」と記されています。たくさんの名刺を残したまま天国へ。
がんを克服したら、また祭りに出るつもりだったのでは?と女将さんは推測します。
■予約人数は100人ほど減らして300人に
(和陽館 酒井章治社長 2025年)
「裸男の渦の中に入ると自分では何もできない。そういう世界を知るわけですよ。自分の恐怖感と、何とか神男に辿り着きたいという葛藤を、渦の中で苦しみながら味わうわけですよ。本当に命の尊さとかを渦の中で感じ取れる。それを感じた人は、『また来年も』とおみえになりますね」
ことしは、酒井社長がいない初めてのはだか祭です。和洋館の予約受付人数は、例年より100人ほど減らし、300人にしたということです。
(和陽館 酒井鈴世女将)
「お断りしているような状況でして。自分たちができる範囲でやらせていただこうと思って…」
■「例年ながら、みんなに楽しんでいただければそれでいい」
これまで恒例になっていた、裸男たちを「もみ合い」に送り出す際の、酒井社長のげき!
(酒井社長 2018年)
「必ず無事に帰って来てくださいね。エイエイオー!」
