ミラノ・コルティナオリンピックは18日、スノーボード女子スロープスタイル決勝が行われ、
深田茉莉
(ヤマゼン)が金メダルを獲得した。ビッグエアに続いての二冠を目指した
村瀬心椛
(TOKIOインカラミ)は「銅」。
岩渕麗楽
(バートン)は8位だった。(デジタル編集部)(→
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予選の模様はこちら
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村瀬心椛も所属「TOKIOインカラミ」とは何者か
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スノーボードの技名、どうやって決まる?

予選は1日前倒しで…

 悪天候が予想されたため、1日前倒しで行われた15日のスノーボード女子スロープスタイル予選。予選に出場したのは
村瀬心椛

岩渕麗楽

深田茉莉

鈴木萌々
(キララクエストク)の4人。鈴木は18位で決勝進出を逃した。(→
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メダルの期待がかかる村瀬のコメントはこちら

スロープスタイル予選1回目で演技する村瀬心椛(15日)=三浦邦彦撮影スロープスタイル予選1回目で演技する村瀬心椛(15日)=三浦邦彦撮影1回目

 6番目の滑走となった
深田茉莉
の1回目。ジブへの入り方を全てのセクションで変える攻めのラン。4本目のトリック「スイッチバック1260」の着地に失敗し、33・98点。

 
岩渕麗楽
の1回目。1本目のジブへ入る瞬間にレールにぶつかり失敗。以降は流す展開となり、11・51点。

 二冠を目指す
村瀬心椛
の1回目。まずは土台を固めるルーティーン構成で、4本目に「フロントサイドダブルコーク900」、5本目に「キャブダブルコーク900」と8点台中盤でまとめ、79・30点をマーク。トップに立つ。

村瀬心椛の1回目の演技(18日)=飯島啓太撮影村瀬心椛の1回目の演技(18日)=飯島啓太撮影

1回目終了時点で、村瀬心椛が1位、深田茉莉が9位、岩渕麗楽が12位。フルメイクは村瀬のみで、2回目以降は各選手が得点を伸ばすことが予想される。

2回目

 
深田茉莉
の2回目。1回目は失敗しただけに、2回目は安定感重視のランを見せる。3本目のトリック「リップスライドアンダーフリップ」、6本目のトリックでは「オフザトー720」を決めるなどでフルメイクし、小さくガッツポーズ。85・70点でトップに立つ。

2回目の演技を終えて拳を握る深田茉莉(18日)=三浦邦彦撮影2回目の演技を終えて拳を握る深田茉莉(18日)=三浦邦彦撮影

 1回目では最下位に沈んだ
岩渕麗楽
の2回目。1回目とはルーティーンの構成を変えて、高得点を狙いに行く。4本目では「スイッチバックロデオ」や5本目に「バックサイド720」に挑戦するが細かなミスも目立つ。最後のトリックに失敗し、44・16点。

 
村瀬心椛
の2回目。トップを
深田茉莉
に譲って、レベルを上げた構成を見せる。4本目のトリックでは「フロントサイドトリプルコーク1260」を決めに行くが、これを失敗。30・56点と1回目の得点を上回ることはできなかった。

3回目

決勝は各選手が3回滑り、ベストスコアを競う

 2回目を終わりトップの
深田茉莉
。得点を伸ばしたい3回目は期待通りの展開。4本目のトリック「スイッチバック1260」で10点満点をマークするなど会心の出来。87・83点をマークし、後続をさらに引き離した。

 後がない
岩渕麗楽
の3回目。なんとか得点を伸ばしたかったが、細かなミスが目立つ。4本目のトリックで「スイッチバックロデオ」に挑戦するなど意地を見せたが、52・11点と得点を伸ばせず。

 メダルが確定した状態で3回目に臨む
村瀬心椛
。二冠に向けて、4本目のトリックでは「フロントサイドトリプルコーク1260」で10点をマークしたが、ジブの1本目のトリックでの失敗が足を引っ張り、85・80点とトップに及ばなかった。

村瀬心椛の3回目の演技(18日、伊リビーニョで)=飯島啓太撮影村瀬心椛の3回目の演技(18日、伊リビーニョで)=飯島啓太撮影

最終滑走者のゾイ・サドフスキシノット(ニュージーランド)が87・48点をマークし、2位に入る。

日本勢の最終順位は…

 
深田茉莉
が1位(87・83点)、
村瀬心椛
が3位(85・80点)、
岩渕麗楽
が8位(52・11点)だった。2位はニュージーランドの
ゾイ・サドフスキシノット
(87・48点)。(→
最終順位はこちら

3回目の演技を終え、笑顔を見せる深田茉莉(18日)=三浦邦彦撮影3回目の演技を終え、笑顔を見せる深田茉莉(18日)=三浦邦彦撮影表彰式

 表彰式で最も早く名前を呼ばれた「銅」の
村瀬心椛
。ビッグエアに続く二冠を目指したが及ばず、目を潤ませて表彰台に上がった。金メダリストの
深田茉莉
は名前を呼ばれると両手を上げ、笑顔で表彰台に上る。君が代が会場に流れ、国旗が掲揚される姿を深田はほほえみながら見守った。

表彰式でメダルを手に笑顔を見せる(左から)銀のゾイ・サドフスキシノット、金の深田茉莉、銅の村瀬心椛(18日、伊リビーニョで)=飯島啓太撮影表彰式でメダルを手に笑顔を見せる(左から)銀のゾイ・サドフスキシノット、金の深田茉莉、銅の村瀬心椛(18日、伊リビーニョで)=飯島啓太撮影男子スロープスタイル予選

 男子スロープスタイルの予選は、ビッグエア銀メダルの
木俣椋真
(YAMAZEN)は4位で、
長谷川帝勝
(TOKIOインカラミ)は9位でともに決勝に進んだ。ビッグエアで金メダルを獲得した
木村葵来
は予選で敗退し、二冠はならなかった。(→
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木俣椋真のスロープスタイル予選1回目の演技(15日)=飯島啓太撮影木俣椋真のスロープスタイル予選1回目の演技(15日)=飯島啓太撮影男子スロープスタイルは長谷川帝勝「銀」

 女子に先駆けて行われた、男子スロープスタイル決勝では、
長谷川帝勝
が銀メダルを獲得した。この種目では、日本勢初。女子にもメダル獲得の期待がかかる。(→
男子決勝の模様はこちら

スノーボード男子スロープスタイルで、メダルを手に笑顔を見せる(左から)銀の長谷川帝勝、金の蘇翊鳴、銅のジェーク・キャンター(18日)=三浦邦彦撮影スノーボード男子スロープスタイルで、メダルを手に笑顔を見せる(左から)銀の長谷川帝勝、金の蘇翊鳴、銅のジェーク・キャンター(18日)=三浦邦彦撮影二冠に期待、村瀬心椛はこんな人

 今大会のビッグエア女子金メダリストで、スロープスタイルは予選2位で通過を決めている村瀬心椛。過去にW杯などで優勝する実績を持つ実力者で、今大会二冠への期待も高い。好きなおにぎりの具は「梅」、故郷・岐阜のおすすめスポットを「岐阜城」と応えるなどチャーミングな1面を持つ彼女はどんな存在なのだろうか?(→
村瀬心椛はこんな人

女子ビッグエア決勝で3回目で着地を決め、右手を突き上げる村瀬心椛(9日)=三浦邦彦撮影女子ビッグエア決勝で3回目で着地を決め、右手を突き上げる村瀬心椛(9日)=三浦邦彦撮影そもそもスロープスタイルとは?

 スノーボード・スロープスタイルは、その名前からあまり競技のイメージがつきづらい。下り坂に設置された障害物やジャンプ台を駆使して技を競う種目だ。この種目は2014年のソチ五輪から採用されたが、、前大会まで男女通じて表彰台に上がった日本人はいなかった。(→
スロープスタイルの詳しい解説はこちら

スロープスタイル予選1回目で演技する岩渕麗楽(15日)=飯島啓太撮影スロープスタイル予選1回目で演技する岩渕麗楽(15日)=飯島啓太撮影スノーボードの「技名」、奇抜なものが多い理由

 スノーボードの技(トリック)の名前には「ジャパン」「メロングラブ」「ローストビーフ」など、風変わりなものが多い。また「フォーティーン」(14)などの数字にまつわる「専門用語」も頻出する。

 スノーボードの技名はどのように決まるのか。そこにはスケートボードの競技団体による選手へのリスペクトが込められていた。(→
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TOKIOインカラミってなに?

 
村瀬心椛

平野歩夢
が所属する「TOKIOインカラミ」。スピードスケートの
高木美帆
、フィギュアスケートの
中井亜美
ら有力選手を多く抱えることで知られているが、その“正体”を知る人は少ない。所属先企業の社長を直撃した。(→
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男子ハーフパイプ決勝を終えてヘルメットを脱ぐ平野選手(13日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影男子ハーフパイプ決勝を終えてヘルメットを脱ぐ平野選手(13日、伊リビーニョで)=三浦邦彦撮影【速報】スノーボード女子スロープスタイル決勝【速報】スノーボード女子スロープスタイル決勝

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