
松の木に施された「雪吊り」
武田信玄公の息女・松姫(信松尼)が開基した信松院(台町)で、今年の冬も庭園の松の木に「雪吊り」が施された。
北陸や東北地方などの雪深い土地で積雪の重みから樹木を守るために設置されるもので、都内でいち早く雪が降ることで知られる八王子市内でも設置することは珍しい。同院では参拝に訪れた人に「冬の風物詩」として楽しんでもらおうと毎年取り付けている。
今年も雪吊りの本場・石川県から招いた職人の指導のもと、滝山町の(株)鈴木造園が12月6日から7日にかけて作業を行い、園内4カ所の松の木5本に取り付けた。境内の裏に自生している竹を切り出して支柱とし、縄は石川県で使用されているものを持ち込んだ。
同社の安川美智太専務は「今年の冬に八王子で雪が降るかはわからないが、いざという時に木の助けとなり、また雪の有無に関わらず、訪れた人に季節感を楽しんでもらえれば」と話している。
