中国は、米国産農作物に課している報復関税を停止する。米国が中国からの輸入品に対する合成麻薬フェンタニル関連関税を半分にすると正式決定したことに対応した。

  中国財政省は5日、3月4日に導入した米国産の大豆やトウモロコシ、小麦、鶏肉などの農産物に対する全ての関税を一時停止するとの通告を発表した。この措置はホワイトハウスが公表したファクトシートでも事前に示されていた。

  関税停止は中国時間11月10日午後1時1分(日本時間同2時1分)に発効する。今回の措置は、習近平国家主席とトランプ米大統領との首脳会談で合意された1年間の包括的な取り決めの一環。

  財政省の通告は「中国と米国の間で一部関税を停止することは、両国および両国民の根本利益に合致する」と説明。「国際社会の期待に沿うものであり、2国間の経済・貿易関係をより高い水準へ押し上げる助けとなる」とコメントした。

  また同省は5日、米国の産品に対する24%の関税を1年間停止すると別の通告で改めて確認した。停止開始は10日午後1時1分。

原題:China Ends Levies on US Farm Products After Fentanyl Tariff Cuts (抜粋)