【一覧】9月13日開幕『東京2025世界陸上』日程&出場選手

■サントメ・プリンシペとは

正式名称はサントメ・プリンシペ民主共和国。赤道直下、中央アフリカ西岸のギニア湾に浮かぶ島国で、国土面積は東京23区の約1.5倍、人口はわずか23万あまり。熱帯雨林や手つかずの自然に恵まれ、美しいビーチや豊かな生態系が観光客を惹きつけている。主な産業は、カカオと漁業。カカオは歴史的に国の輸出の中心で、島が「チョコレート諸島」と呼ばれるほどで、高品質なオーガニックカカオの生産にも力を入れている。また、沿岸漁業が盛んであり、多くのコミュニティの収入源となっている。

■ゴレテ・セメド(28)の挑戦

そんな国から世界陸上に挑むのが、スプリンターのゴレテ・セメド。1996年10月5日生まれ。100mと200mを主戦場とし、サントメ・プリンシペ代表として2023年の世界陸上ブダペストに出場。

また2024年パリオリンピック™に女子100mにユニバーサル枠(標準記録を満たしていない場合でも、各国から最低1名の選手が出場できる仕組み)で出場。サントメ・プリンシペ選手団の旗手も務めた。

■トレーニング拠点は国内にほとんどない

サントメ・プリンシペ国内には整った陸上施設がほとんどなく、国際大会を目指す選手の多くは国外へと活動拠点を移す。ゴレテ・セメドも例外ではない。Forbes(フォーブス)アフリカ・ポルトガル語圏版(2024年8月)によると、2019年には奨学金によりポルトガルのジャモール高地トレーニングセンター(Centro Desportivo Nacional do Jamor)で本格的なトレーニングを開始しているとその経歴が紹介されている。その後はサントメ・プリンシペの地元メディア”TÉLA NÓN”によれば、しばらくはリスボンの名門クラブ・SLベンフィカに所属していたが、2023年10月には北部の港町・ポヴォア・デ・ヴァルジンに本拠を置くアトレティコ・デ・ポボア(Atlético da Póvoa de Varzim)へ移籍。現在はポルトガル北部を拠点に、国内リーグや国際大会への出場を続けている。

Share.