12日の金融市場でドイツ30年債利回りが上昇、14年ぶりの高水準を付けた。長期国債に対する圧力の高まりがあらためて示された。

  30年債利回りは8ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.30%と、2011年以来の高水準。債券購入者はより高いタームプレミアムを求めている。ユーロ圏の他国債や英国債の利回りも上昇している。

German 30-Year Yield Rises to the Highest Since 2011 | Borrowing costs climb as investors demand a higher risk premium

 

 

  この日は、米消費者物価指数(CPI)統計や、トランプ米大統領が連邦準備制度理事会(FRB)本部の改修工事を巡り、パウエルFRB議長を相手取った訴訟の進行を容認する考えを示唆したことが材料視された。

  しかし、債券利回りの上昇傾向は以前から続いている。財政政策や借り入れ見通しへの懸念が背景だ。バークレイズ銀行のストラテジストは先月のリポートで、、ユーロ圏の債券発行規模は来年に過去最高の1兆5000億ユーロ(約260兆円)に達すると予想した。

  ドイツでは今年に入り、財政方針の緩和に舵を切った。国防やインフラ計画向けに巨額の資金を借り入れる構えがある。

  ダンスケ銀行のチーフストラテジスト、フレデリック・ロムダール氏は「最近の米国債入札で需要が鈍化している一方、来年には少なくともドイツで大幅な供給増が見込まれていることから、ユーロ圏の超長期債のタームプレミアムについてリプライシングがまだ完了していないのとみている」と述べた。

原題:German 30-Year Borrowing Costs Climb to Highest Since 2011 (1)(抜粋)

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