2025年7月31日 17:48

27日、福岡県大牟田市の工場から有毒ガスが漏れた問題です。工場側が、ガス漏れの覚知からおよそ1時間半にわたり、市や警察、消防への連絡を怠っていたことが分かりました。

27日午後5時半ごろ、大牟田市浅牟田町の三井化学大牟田工場で、何らかの原因で配管に穴が開き、塩素系のガスが漏れ出しました。
三井化学の社内規定では、緊急事態が発生した際に市や警察、消防へ連絡するように決められていますが、今回の事故ではおよそ1時間半にわたり連絡を怠っていました。
三井化学は現場の担当者が工場内の対応に追われた結果、広報担当者への連絡ができていなかったと説明しています。
発生からおよそ1時間半後に、消防隊員が工場を訪ねてようやくガス漏れを知らされたということです。
消防隊員2人を含む29人が救急搬送されたほか、三井化学によりますと、31日までに延べ155人が病院を受診しました。入院していた人は全員、退院したということです。

福岡県は31日、三井化学に再発防止策の徹底や事実関係の公表、被害者への適切な対応を要請しました。要請は非公開で行われましたが、生嶋副知事は、通報が遅れなければ被害を防げた可能性があったと指摘したということです。

■三井化学 岡田一成常務
「原因を徹底的に調べ、再発防止をしっかり行い、市民、工場の周りの方に安心してもらえる工場に尽くしてまいります。」
三井化学は、外部への連絡役を配置するなど社内規定を見直し、再発防止に努めるとしています。
最終更新日:2025年7月31日 17:53
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