福岡市動植物園では、アジアゾウをはじめ、たくさんの動物たちや季節の花々が訪れる人を笑顔にしています。8月2日から9月13日までの毎週土曜日には、毎年人気の「夜の動植物園」も開催します。この夏は、昼も夜も楽しい動植物園にお出かけください。

 

昨年7月30日、4頭のアジアゾウが市動物園にやって来ました。

新しい環境に慣れるためのトレーニングを終え、11月30日にゆずは(柚葉/雌・23歳)、わかば(若葉/雌4歳)、あお(碧/雄・15歳)の元気な姿が全面公開されました。

すい(翠/雌・当時12歳)も含め、ゾウたちの名前は、市民の皆さんからの投票で決定したものです。

大好物の青刈りを食べる親子ゾウのゆ ずは(左)とわかば

■ゾウの担当飼育員 白濱祥平さん(33)に話を聞きました

白濱さん
福岡にやって来て1年、ゾウたちは毎日元気に、伸び伸びと暮らしています。
特に子ゾウのわかばは、来園当時900キロだった体重が1年で1.5トンに増え、リニューアル前の約3倍の広さになった運動場で毎日やんちゃに動き回っています。雄と雌で寝室は別々ですが、みんなとても仲が良く、3頭で集まってじゃれ合う姿を見ることができますよ。また、園の地形を生かした高低差約13メートルの丘を駆け下りてくる姿は圧巻です。

 

●博多工業高校と協力しゾウの自動餌やり器製作に挑戦
ゾウは、草や木の枝、バナナなど毎日100キロの餌を食べます。餌を探しながら1日の大半を過ごすゾウの習性に合わせ、私たち飼育担当は壁の穴や砂の中などさまざまな場所に餌を置き、毎日飽きさせない工夫をしています。ただ、夜間の餌は夕方まとめて与えるしかなく、ゾウたちがあっという間に食べてしまうのが課題でした。
「飼育環境をより良くするために、飼育員がいない夜間に、いろいろな場所に自動で餌やりができる装置があれば」―。そんな難題に、市立博多工業高等学校(城南区東油山四丁目)3年生の皆さんが応えてくれました。私たちからの細かな希望を取り入れながら、12月の完成を目指して「ゾウの寝室に設置する自動給餌器」の製作が進んでいます。出来上がるのが今からとても楽しみです。

博多工業高校自動車工学科・電子情報科の皆さ ん。このほか、インテリア科で「カバ舎の掲示板」 のデザイン・製作も手掛けます

 

●ゾウたちに会いに来て
昭和28(1953)年に動物園が現在の場所に開園してから平成29(2017)年に「はな子」が亡くなるまで、ゾウは常にみんなの人気者でした。

7年ぶりにゾウが来園して、「懐かしい」と見に来てくれる人も多いですし、初めてゾウを見る子どもたちもたくさんいると思います。私の一番古い記憶は、3歳の頃この動物園で「はな子」を見たことです。それが今ではゾウの世話をしているのですから、不思議な縁を感じます。

日に日に成長する、子ゾウのわかばの愛らしい無邪気な姿を見られるのは今のうちです。元気いっぱいのゾウたちに、ぜひ会いに来てください。

元気に水浴びをするあお

8月10日(日曜日)午後2時から、11日(月・祝)午前11時から、動物情報館ズーラボの多目的コーナーで、飼育員がゾウの1年を振り返り、パネル等で説明を行う「おはなし会」を行います。
詳しくは、ホームページ(「福岡市動植物園」で検索)でご確認ください。

 

動物園からのお知らせ

ゾウの快適な生活を支援する仲間「エレ・ファンクラブ」を募集します。

 

●エレ・ファンクラブの特典缶バッジに新たなデザイン4種を追加

「エレ・ファンクラブ」のメンバーになって、ゾウたちを支援しませんか。寄付は1口1,000円以上で、寄せられた寄付金はゾウの餌代等に使用されます。寄付1口につき1個、北村直登さん=3面参照=が描いたイラスト缶バッジ(全4種)がもらえます。

イラスト缶バッジ
来園1周年を記念し、新たに4種のデザインが追加されました。皆さんの温かい支援をお待ちしています。

●企業・団体向けエレ・ファンクラブ
企業・団体向けの「エレ・ファンクラブ」を開始します。5万円から寄付を受け付け、50万円以上の寄付で園内掲示板等への企業・団体名記載などの特典があります。詳しくは市動物園のホームページでご確認ください。

 

「Amazonほしいものリスト」で支援を
インターネットショッピングのAmazonを利用した新たな支援制度を開始します。
市動植物園がリスト化した「ほしいもの」を購入すると、商品が市動植物園に配送され、飼育環境の改善や園内の設備の充実などに活用されます。
購入方法など詳しくは、市動植物園のホームページで確認を。物品の活用の様子は、SNS(交流サイト)等で発信します。

 

児童および幼児動物画コンクール作品募集
小学生と幼児(幼稚園、保育園等)を対象に、四つ切り画用紙(380ミリ×540ミリ)に市動物園の動物や園内の風景を自由に描いた作品を募集します。※画用紙は市動物園総合案内所で無料で配付しています(1人1枚)。
10月ごろ園内で入賞作品を展示するほか、入賞者には賞状と記念品を贈呈します。
【応募方法】

作品を傷まないように梱包して、裏面に学校(園)名、学年(園児は所属する組名)、年齢、氏名(ふりがな)、住所、電話番号を記入の上、郵送(〒810-0037中央区南公園1-1「第50回動物画コンクール」係)または持参で、8月31日(日曜日)必着で市動物園へ。団体応募の場合は団体名、代表者名、連絡先も記入してください。

※原則として作品は返却致しません。
 

 

夜ならではの「ワクワク」を楽しもう 「夜の動植物園」
8月2日から9月13日までの毎週土曜日、開園時間を夜9時まで延長して、毎年恒例の夏のイベント「夜の動植物園」を開催します。
ライオンやヒョウなどの夜行性動物の生き生きとした姿や、夜にしか咲かない花、放鳥舎やペンギンエリアのライトアップなど、昼間とは違う「夜」の風景をお楽しみください。

ライトアップされたペンギンエリア
●今年のテーマは「ゾウ」と「花」
8月2日(土曜日)午後5時30分から、6時30分から、ゾウの担当飼育員による「スポットガイド」を実施します。担当者だから知る、ゾウたちのとっておきの話を聞くことができます。開始時刻までに雄ゾウ舎のペンギンエリア側にお越しください。
また、フンボルトペンギンやツシマヤマネコ、マレーグマなど、さまざまな動物たちに飼育員が餌やりをする様子が見学できる「エサタイム」にも、今年初めてゾウが参加します。餌やりの実施時間など詳しくは、ホームページ(「福岡市動物園 イベント情報」で検索)で確認を。
植物園では、夕方開花して朝には閉じてしまう「オオマツヨイグサ」の開花ショーが楽しめます。日の入りからおおむね30分、目の前で花が開く貴重な瞬間をお見逃しなく。

オオマツヨイグサ
温室のライトアップにも注目です。「サガリバナ」や「熱帯スイレン」など夜にしか咲かない花をはじめ、植物と光が織りなす、幻想的なコラボレーションをお楽しみください。

サガリバナ夜咲きの熱帯スイレン

●ライブペインティングも
平成28(2016)年以降、「夜の動植物園」のポスターなどのデザインを手掛けている北村直登さんが、8月2日(土曜日)午後7時から植物園シンボルガーデン前で「ライブペインティング」を行います。

来園者とコミュニケーションを取りながら、その場で絵を描きます。どんな作品が完成するのか、当日をお楽しみに。

今年の「夜の動植物園」のポスター

 

●光と音と遊びの空間「夏夜のグリーンパーク」
夕暮れ時からは、ライトアップされた園内で、昨年度リニューアルした植物園の温室前広場をメイン会場に「夏夜のグリーンパーク」が開幕します。光と音を使った演出の中、毎週内容が変わる音楽イベントや、キッチンカー、テントでの物販などで、大人も子どもも楽しめます。

 ※ 飲食・物販は午後5時から8時30分まで。

昨年芝生広場で開催された「夏夜のグリーンパーク」

●限定メニューを楽しもう
動物園正門広場のテントで、かき氷などを販売します。こども動物園横食堂には「レッサーパンダドリンク」(タピオカミルクティーとマンゴーミルクの2種)が登場。また、植物園の展望台カフェでは、午後3時から8時30分にバーベキューが楽しめます。

雪氷いちご冷やしチョコバナナ

このほか、動物情報館ズーラボで、動物について楽しく学べるワークショップを開催します(要整理券)。
「夜の動植物園」の詳細はホームページ(「福岡市 夜の動植物園」で検索)をご覧ください。
「夜の動植物園」開催時を含め、土日祝日は周辺道路が大変混み合います。公共交通機関を利用してお越しください。

 

植物園からのお知らせ

植物園のボタニカルライフスクエアで行われる講座・教室を紹介します。

 

●植物ってこんなに面白い~香~せっけんづくり
【日時】 9月7日(日曜日)午後1時30分から4時 

【対象】 小学生(学年と参加人数を明記) 

【定員】 20人(抽選) 

【料金】 500円 申し込み 8月24日(日曜日)必着
植物を使ったせっけん作りを体験します。講師はまほろば自然学校の岩熊志保氏。

●キッチンハーブの壁飾り
【日時】 9月9日(火曜日)午後1時30分から3時30分 

【定員】 20人(抽選) 

【対象】 不問 

【料金】 700円 

【申し込み】 8月26日(火曜日)必着
レモングラスなど身近なハーブを使って作ります。講師は市植物園ハーブボランティア。

●ハーブの効用
【日時】 9月10日(水曜日)午後1時30分から3時30分 

【対象】 不問 

【定員】 30人(抽選) 

【料金】 1,000円 

【申し込み】 8月27日(水曜日)必着
ハーブやアロマを使ってせっけんを作ります。講師はハーブコーディネーターの中原真澄氏。

 

各講座の締切日までに、往復はがき(〒810-0033中央区小笹5-1-1)またはファクスに講座名、氏名(ふりがな)、住所、電話番号、年齢を書いて市植物園へお申し込みください。ホームページ(「福岡市植物園 イベント情報」で検索)からも申し込み可能です。

※いずれも、別途市動植物園の入園料が必要です。
 ボタニカルライフスクエア
■問い合わせ・申込先/福岡市植物園

電話 092-522-3210 

FAX 092-522-3275

 

Fukuoka Zoo&Botanical Garden

福岡市動植物園
 動物園正門
【場所】 中央区南公園1-1 

電話 092-531-1968(総合案内所) 

FAX 092-531-1996 

【開館時間】 午前9時から午後5時(8月2日から9月13日の毎週土曜日は午後9時まで)

※いずれも入園は閉園の30分前まで 

【料金】 大人600円、高校生300円、中学生以下と市内に住む65歳以上は無料 

【休館日】 月曜日(祝休日の場合は翌平日)

【交通アクセス】

▽地下鉄七隈線=「薬院大通駅(動植物園口)」2番出口から徒歩約15分

▽バス=「動物園前」バス停へ博多方面から58番で約20分、天神方面から56・57番で約20分