兵庫県三田市のコメについて「まずい」などと発言して問題となっていた新潟県上越市の中川幹太市長が、29日午前9時20分頃三田市を訪れ、三田市の田村克也市長に「私の不適切な発言で市民、農家、関係者に不快な思いをさせたこと深くお詫び申し上げます。申し訳ありませんでした。子どもの頃の記憶でたくさんの方に不快な思いをさせてしまって深く反省している。軽率な発言だったと思い、深く反省しています」と直接謝罪しました。

 これを受けて、三田市の田村市長は、「きょうの現地の視察で、農業者の思い・意見を聞いてもらって、謝罪の場に臨んでもらいたい」としました。

 正午過ぎには、三田米を実際に試食し、「本当においしいお米だった」「おぼろげな記憶の中で発言したことについては撤回し、改めお詫びします」と話しました。

■三田市のコメ生産現場を視察し謝罪

 その後、午前10時ごろには、上越市の中川市長はコメの生産現場を視察し農業関係者にも直接謝罪しました。三田市のコメ農家は、「発言があったときはちょっと気が悪いなと思ったが、現場を見てもらい、一生懸命コメ作りをしているところを見てもらえたらうれしい」と話しました。

 また、コメ農家との面談の場で中川市長は、「本当に反省している。生産現場で苦労を聞いて、発言が不適切だったと深くいけないことだと思って反省しています。評価回復に向けて全力をあげていきたい」と改めて謝罪し三田米の評価回復に努めるとしました。

■三田米の試食も

 正午過ぎには、三田米を実際に試食し、「本当においしいお米だった」「おぼろげな記憶の中で発言したことについては撤回し、改めお詫びします」と話しました。

■「コメまずい」発言が物議

 中川幹太市長をめぐっては、7月1日に上越市役所で歓談中、日本酒にまつわる話になった際、高校時代に住んでいた兵庫県三田市のコメについて「まずい」などと発言。さらにその2日後に、上越市内で行われた専門学校の学生に対する講演中にも「あまり言ってはいけないが、あまりおいしくない」などという発言があったとされています。

 中川市長は、自らが三田市に住んでいた高校時代に食べたコメについて話していたということですが、三田市の田村克也市長は今月7日、「今回の発言はふるさと三田を侮蔑する倫理観に欠けるもの」などとして中川市長に抗議状を送付し、公式の場での謝罪などを求めていました。

 その後、中川市長から電話で謝罪を受けた三田市の田村克也市長が10日、会見を開き、「風評被害を考えると強い憤りを感じる」と発言。そのうえで「農業者や関係者のことを考えると、今後もどんな影響があるかわからない」として、10日の時点では謝罪を受け入れられないとしていました。

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