相続税などの算定基準となる土地の評価額「路線価」が、1日公表され、評価の基準となる土地の価格の変動率は、平均で1.7%上昇しました。
路線価は、毎年1月1日時点の主な道路に面した土地の1平方メートルあたりの評価額で、相続税や贈与税の算定基準になります。
ことしの路線価が、1日公表され、県内3100余りの調査地点の土地の価格の変動率は、平均で1.7%上昇しましたが、上昇幅は前の年から、0.1ポイント縮小しました。
県内の最高価格は、8年連続で大分市末広町1丁目の「大分駅北口ロータリー」で、1平方メートルあたり58万円と、去年を3.6%上回りました。
また、変動率が最も大きかったのは別府市駅前町の「駅前通り」で、1平方メートルあたり11万5000円と、去年を9.5%上回りました。
「駅前通り」は、去年までの10年間、最高路線価の地点が変わっていませんでしたが、ことしは別府駅に近い場所となっています。
専門家によりますと、新型コロナが終息し、インバウンドが好調なことから、観光の玄関口となる別府駅前で不動産の取り引きが活発になったことや、駅前にホテルがオープンしたり商業店舗の出店が相次いだりしたことなどが理由として考えられるということです。
鑑定を行った一人で、不動産鑑定士の安東正二さんは、「別府や湯布院などの観光地は、インバウンドが好調なため土地の需要も高く、価格が上がる傾向が続く一方で、豊肥地域など過疎化や高齢化が激しい場所では下落傾向が続くとみられる」とコメントしています。
