激しいせきが続く感染症の「百日せき」について、ことしに入って県内の医療機関から報告された患者数は、これまでに499人に上っていて、1年間の患者数としてはこれまでで最も多くなりました。
乳児が一時重症となった例も報告されていて、県は乳幼児期のワクチン接種に加えて、手洗いなど対策を徹底するよう呼びかけています。

「百日せき」は激しいせきが続く非常に感染力が高い細菌性の感染症で、全国的に感染が拡大していて、特に生後6か月以下で感染すると死亡するおそれもあります。

県のまとめによりますと、今月15日までの1週間に県内の医療機関から報告された百日せきの患者数は32人で、ことしに入ってからの患者数の合計は499人となりました。

これはこれまでで最も多かった2019年の396人を100人以上上回り、統計を取り始めた2018年以降で最も多くなりました。

またことし5月にかけ、ワクチン接種ができない生後2か月までの乳児のうち、重症化し入院した子どもが10人いたということですが、いずれも回復、または快方に向かっているとしています。

県健康危機管理課は「乳幼児期のワクチン接種に加えて、手洗いなど基本的な対策をしっかりと行い、家庭内感染にも注意してほしい」と呼びかけています。