焼き物のまち「波佐見町」の商社が取り組む事業承継。
窯元の “雇用と技術を守りたい”。
400年続く伝統を未来につなげます。
◆心がけるのは “上品で趣のあるデザイン”
大型連休に開催された「波佐見陶器まつり」。
約150の商社や窯元が出店し、期間中は多くの人でにぎわいました。

そのうちの一つ、窯元「高山」のブースでは…。
オリジナルの食器を定価の4割~5割ほど、安く販売していました。

(買い物客)
「皿に “小さい人形” がくっついていて、ユニークで可愛かった」
レンガ造りの高い煙突が目印の「高山」。約40人の職人が日々、ものづくりに励んでいます。

「高山」が誇る特徴的な技法が、スタンプを押すように模様をつける “パット印刷” です。
(高山 小林 善輝 社長)
「原画があって、それをプリントしたものに絵の具をのせて写し取る。シリコン素材なので、きちんと焼き物に密着する」

絵付けされた皿に、釉薬をかけ…
自動で温度調整する最新式の窯で焼き上げます。

心がけるのは、”上品で趣のあるデザイン”。
約3000種類があり、直営店やインターネットで販売しています。
◆「窯元」高齢化や人口減少などで年々減少
(高山 小林 善輝 社長)
「煙突まわりが休憩場所みたいな感じで、周りにショップがある」
小林 善輝さんは、町内で陶磁器の企画や卸売を行う商社「西海陶器」の常務を務め、2021年から高山の社長も兼務しています。
(高山 小林 善輝 社長)
「西海陶器が100%出資して、高山を引き受けた。(町内で)事業承継をしたのは初めて」

「高山」は1933年に「髙塚製陶」として創業。
その後、1951年には、「髙山陶器」の名称に。
4代目の髙塚 英治さんが、約20年にわたって社長を務めてきました。

約400年の歴史がある波佐見焼。
1980年には、600を超える窯元などがありましたが、高齢化や人口減少などで年々減少…。
今では、半分以下になっています。
