公開日時 2025年05月24日 20:58更新日時 2025年05月24日 21:35

第2弾は307人ずつ交換 ロシアとウクライナ

 ウクライナに帰還を果たした捕虜=23日、ウクライナ・チェルニヒウ州(共同)

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共同通信

 【チェルニヒウ、モスクワ共同】ロシア、ウクライナ両政府は24日までに、トルコ・イスタンブールで今月行われた直接交渉での合意に基づき、697人ずつの捕虜交換を実施した。両国はそれぞれ千人を交換することにしており、2022年2月にロシアがウクライナに全面侵攻を開始して以降、最大規模となる。

 交換は25日まで行われる予定。23日には捕虜270人と民間人120人ずつ、24日は捕虜307人ずつが引き渡された。

 タス通信によると、ロシアのラブロフ外相は23日、捕虜交換が完了し次第、ウクライナ側に和平案を提示する用意があると表明した。

 ただ、ロシアは直接交渉の席上でウクライナ側に厳しい要求を突きつけており、ロシア案が議論の進展につながるかは見通せない。

 ロシア軍は23日夜から24日未明にかけて、ウクライナの首都キーウを弾道ミサイルや無人機で攻撃。地元当局によると、子どもを含む少なくとも15人が負傷した。当局は、キーウに対する過去最大規模の攻撃だったとしている。

 ウクライナ側の捕虜ら390人は23日、北部チェルニヒウ州に数台のバスで到着し、家族や知人と再会を果たした。22年に南東部マリウポリで捕らえられてから約2年半、拘束されたセルヒーさん(35)は「今、ウクライナの地を踏んでいることが信じられない」と語った。東部ドニプロ出身のアントンさん(29)は「妻をこの手で抱き締め、母の手作りジャムを食べたい」と涙を流した。

 ウクライナのウメロフ国防相も現場を訪れた。

 ウクライナの捕虜問題調整本部によると、これまでに60回以上の捕虜交換があり、民間人を含め約5千人が帰国した。

 一方、ウクライナ政府は今回の捕虜交換で、ロシア兵に加え、ロシア軍と内通していた疑いで拘束され、有罪判決を受けた民間人らをロシアに引き渡した。

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