それでも、東日本台風の前の2018年度の水準には戻っていません。
地震被害や新型コロナなどの影響で厳しい経営が続いていますが、宮城県を含む沿線住民は鉄路の維持を望んでいます。

阿武隈急行・冨田政則社長は「人口減少の中でどうやって鉄道維持していくのかが課題、一番必要なのがどうやったら乗っていただくか」と指摘します。

最寄り駅にその名を冠している福島学院大学では、学生の半数以上が阿武隈急行で通学。授業を受けるため福島駅前のキャンパスと「あぶ急」で行き来する学生も少なくありません。

学生たちは「(なくなると)困ります」「もうちょっと朝の時間帯の本数を増やしてほしいなと思います」と語ります。

大学にはあぶ急の利用促進に取り組んでいる学生もいて、魅力的なイベントの企画で新たなファンを獲得する必要があると考えています。
あぶきゅう応援団として活動する黒須大輝さんは「貸し切りしたい人たちへの貸し切りとか、誕生日とかでヘッドマークつけられる」といったアイデアを披露。「何かと何かのコラボで阿武急が使われるようになれば少し利用促進になればいい」と話します。

阿武隈急行は、利用者の意見などを取り入れながら、沿線でのイベントの開催や新幹線に乗り換えやすいダイヤへの改正などを検討したいとしています。

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