
5月2日、総務省が発表した3月の完全失業率(季節調整値)は2.5%で、前月(2.4%)から0.1ポイント上昇した。写真は、日没時の新宿の高層ビル群。2024年11月、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)
[東京 2日 ロイター] – 政府が2日に発表した3月の雇用関連指標は完全失業率が季節調整値で2.5%と、前月から0.1ポイント悪化した。定年や雇用契約満了が増加し、完全失業者数が増えた。有効求人倍率は1.26倍で、前月から0.02ポイント上昇した。
ロイターの事前予測調査で完全失業率は2.4%、有効求人倍率は1.25倍が見込まれていた。
総務省によると、3月の就業者数は季節調整値で6808万人と、前月に比べて8万人減少。完全失業者数(同)は173万人で、5万人増加した。完全失業率は上昇したものの、総務省の担当者は「雇用情勢は悪くない」との見方を示している。
2024年度平均の完全失業率は2.5%と、前年度に比べて0.1ポイント改善した。
<有効求人倍率は2カ月ぶり上昇>
有効求人倍率は2カ月ぶりの上昇。厚生労働省によると、3月の有効求人数(季節調整値)は前月に比べ0.3%増加した。訪日外国人の増加で宿泊需要が高まっているほか、情報通信業で人手不足感の強まりがみられる。一部、製造業からお土産や食品など大阪・関西万博の需要があるとの声も聞かれた。
有効求職者数(同)は1.2%減少。物価高による先行き不安や、現在の職場での賃上げ期待から転職活動に慎重になっているとの報告があるという。
24年度平均の有効求人倍率は1.25倍で、前年度に比べて0.04ポイント低下した。
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