公開日時 2025年03月21日 05:00

各地の大学「100円朝食」 物価高、学生負担軽減へ
「100円朝食」を提供する文教大の学生食堂=2024年12月6日、東京都足立区

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琉球新報朝刊

 各地の大学が、学生に100円の格安で朝食を提供している。長引く物価高に対応し、経済的な負担を少しでも軽くしようという試みだ。朝食抜きで授業に出席する学生を減らし、より学業に励んでもらう狙いもある。
 昨年12月6日、文教大の東京あだちキャンパス(東京都足立区)にある食堂が午前8時にオープンすると、学生が続々と訪れた。お目当ては平日に20食限定で提供される「100円朝食」だ。
 この日のメニューはご飯、みそ汁、鶏肉の照り焼き、サラダ、切り干し大根。おいしそうにほおばっていた男子学生(19)は「コンビニでの無駄遣いをやめてお金をため、留学するか、海外で就職したい」と話した。
 越谷キャンパス(埼玉県越谷市)では50食限定で、湘南キャンパス(神奈川県茅ケ崎市)では20食限定で100円朝食を出しており、いずれも学生に好評だ。費用は大学と父母会からの補助、大学から委託されて食堂を運営する会社の営業努力で賄っている。
 昼食のメニューと同じ食材を100円朝食でも使うことで、調達費を抑えている。文教大の菅沼隆昭局次長は「継続は簡単ではないが、学生の健康維持と経済的な負担軽減につなげたい」と話す。当面続ける考えだ。
 中部大(愛知県春日井市)は昨年春の34日間、100円朝食を1日100食限定で提供したところ、延べ3313人が利用する盛況ぶりだった。昨年秋も実施し、今年の春は4月7日~5月16日に提供する予定だ。大学の担当者は「実際は1食400円程度だが、大学後援会からの支援も得て乗り切っている」(担当者)と説明する。

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