[ニューヨーク 4日 ロイター] – 終盤のニューヨーク外為市場では、ユーロが対ドルで3カ月ぶりの高値を更新した。ドイツ次期政権樹立に向けて連立交渉中の政党は、5000億ドルのインフラ基金設立と借り入れ規則の全面見直しで合意した。

ユーロは1.2%高の1.0611ドル。一時、1.0623ドルと、昨年12月6日以来の高値を付けた。

スイスフラン、ポンド、ノルウェークローネ、スウェーデンクローナなど、他の欧州通貨も、この発表を受けて対ドルで上昇または上げ幅を拡大した。

ベレンベルクのチーフエコノミスト、ホルガー・シュミーディング氏は、きょうの発表はドイツが防衛に真剣であることを明確に示すシグナルになると指摘。「これは欧州を強化し、ユーロ高の支援となるとみられるが、貿易を巡るリスクも考慮する必要がある」と述べた。

ユーロはまた、トランプ米政権とウクライナが、ウクライナの鉱物資源の権益に関する協定に署名する見通しとの報を受けて上昇幅を伸ばした。

ユーロは対円でも2週間ぶりの高値を更新。取引終盤では1.2%高の158.64円となった。

トランプ政権は4日未明、メキシコとカナダからの輸入品に25%の新たな関税を課し、さらに中国製品への追加関税を2倍の20%に引き上げる措置を発動。これに対し、中国政府は直ちに米国からの一部輸入品に対し、10日から10─15%の追加関税を課すと発表した。

カナダも報復措置として300億カナダドル相当の米国からの輸入品に対し25%の関税を発動した。 もっと見る

主要通貨に対するドル指数は0.9%下落し、昨年12月6日以来の安値を付けた。

米ドルは対カナダドルでは1米ドル=1.4479カナダドル。一時、1カ月ぶりの高値を付ける場面もあった。

対メキシコペソでは、1ドル=20.676ペソと、ほぼ横ばいで推移した。

ポンドは0.7%高の1.2784ドル。一時、昨年12月中旬以来の高値を記録した。

表はLSEGデータに基づいています
※外為市場

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