ウクライナ侵攻を巡り、米国とロシアが停戦協議開始で合意する中、ウクライナのゼレンスキー大統領はトランプ米大統領との電話会談で、ロシアのプーチン大統領は信用できず、ウクライナには、特に米国による安全保障が必要だと訴えた。
トランプ氏は今週初め、プーチン氏と電話会談を行った。ウクライナが交渉のテーブルにつく前に、同国に関する決定を行うべきでないという前政権からの米国の政策を無視した動きだ。トランプ氏は、和平交渉を行うという選挙時の公約を早期に実行したいとみられる。
ゼレンスキー氏によると、トランプ氏は会談で「プーチン氏は平和を望んでいる」と述べた。だが、ゼレンスキー氏は「より現実的に」見れば、「だからこそプーチン氏を信用していない」と述べた。
米国のヘグセス国防長官は12日、ウクライナの将来的な北大西洋条約機構(NATO)加盟は現実的でなく、ウクライナ政府はおそらく一部領土の喪失を受け入れなければならないと語った。また、NATO同盟国に対し、米国が平和の確保のために軍隊を派遣することはないと伝えた。
ゼレンスキー氏は以前から、NATO加盟と米軍が、有効な安全保障に不可欠と述べている。欧州各国は、自分たちの頭越しに米ロでやり取りが行われていることに、警戒感を示した。
ゼレンスキー氏は、トランプ氏がプーチン氏に戦争を止めさせられると本当に信じているなら「それはありがたい。私たち全員がそれを望んでいる」としたうえで、「そう簡単に達成できるとは、全く思わない」と付け加えた。
原題:Putin Can’t Be Trusted in a Peace Accord, Zelenskiy Tells Trump(抜粋)
