サパークラブ「サパークラブ」が復活。Maskot/Getty Images世界のトレンドを予測するWGSNによると、Z世代のおかげで「サパークラブ」が復活しつつある。これはアルコール抜きの社会活動を求める若者が増えているからだ。夕食会に参加しているあるZ世代の女性は、自分も友人もクラブ遊びからは「卒業した」と話している。

マーケティング・マネジャーとして働くアナンヤ・シャルマさん(25)が2023年にインドからイギリスのロンドンに移住した際、シャルマさんにはほとんど知り合いがいなかった。

親しい友人や家族が近くにいる、結束の固いコミュニティーで育ったシャルマさんを孤独感が襲った。

「『ロンドンで友達がいないのはわたしだけだ』という感覚でした」とシャルマさんはBusiness Insiderに語った。

ロンドンのような都市では、直接会って交流することを目的としたイベントやアプリには事欠かないけれど、シャルマさんはそうしたものが苦手だった。「怖気づいてしまう」し、「周りにアピールするためにちょっと演技をしなければならない」ように感じさせるからだという。

一方で、多くのZ世代がそうであるように、新しい出会いを求めてバーやナイトクラブに行くという発想は魅力を失っていた。シャルマさんいわく、クラブ遊びや飲酒から「卒業」し、「より健全な活動」を楽しんでいるのだという。

シャルマさんロンドンに移住してから、シャルマさんは「アット・ホーム・カフェ」と呼ぶサパークラブを開くようになった。Courtesy of Ananya Sharma

選択肢が限られていたシャルマさんが目を付けたのは「サパークラブ」 —— 友人や見ず知らずの人たちを自宅に招いて食事をすること —— だった。

その歴史は1900年代にまで遡るが、WGSNによると、この「サパークラブ」が21世紀に復活しつつあるという。「ゲストのために独自のサパークラブやテーマを定めたパーティ、ユニークな食の体験会を開く」若者の数が増えているのだ。

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自宅でしか生まれない「つながり」

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