【ニューヨーク=山本貴徳】米国のトランプ前大統領が不倫の口止め料を不正に処理したとされる事件の裁判で、ニューヨーク州地裁の陪審団は30日、業務記録を改ざんした罪でトランプ氏に有罪の評決を下した。大統領経験者が有罪の評決を受けたのは初めて。CNNなど米メディアが報じた。29日、米ニューヨーク州地裁の法廷に入るトランプ氏=ロイター29日、米ニューヨーク州地裁の法廷に入るトランプ氏=ロイター 量刑は別途、言い渡される。11月の大統領選で共和党の候補指名が確実なトランプ氏は、有罪になっても立候補は可能とされているが、勝敗のカギを握る無党派層の支持は減る恐れがある。

 トランプ氏は2016年の大統領選の前に、腹心だった元顧問弁護士を通じて、不倫相手の女性に13万ドル(約2000万円)の口止め料を支払い、それを隠すために業務記録に虚偽の内容を記載した罪に問われていた。トランプ氏は不倫も不正への関与も否定していた。 市民から選ばれた12人の陪審員は、29日昼から有罪か無罪かを判断する評議を始めた。評決は全員の意見が一致する必要があり、約4時間半後に中断し、30日午前に再開していた。アメリカ大統領選・最新ニュース