12回1死2塁、サヨナラ打を放ち喜ぶ吉川(手前)=西孝高撮影 巨人1-0ソフトバンク(交流戦=29日)――巨人が今季3度目のサヨナラ勝ち。8投手の継投で得点を与えず、延長十二回、吉川の適時二塁打で試合を決めた。ソフトバンクは再三の好機を生かせなかった。
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12回1死2塁、サヨナラ打を放つ吉川(29日)=西孝高撮影 投手陣の快投に報いる1点が、ついに入った。延長十二回、吉川が今季最長4時間29分の死闘に終止符を打つサヨナラ打を放った。野手も、投手もベンチを飛び出し、ヒーローを囲んで歓喜の輪ができた。
12回無死1塁、犠打を決める代打・小林(29日)=黒瀬祐生撮影 十二回のマウンドには守護神オスナが上がった。先頭の丸が左前打で出て、代走にオコエ。代打の小林が犠打を決めて一死二塁とし、打席に3番の吉川が入った。その初球。迷いなく153キロを振り抜くと、右翼フェンス直撃の二塁打となった。 お立ち台に上がった吉川は「粘り強くゼロに抑えてくれていたので、何とかしたかった」と顔を上気させた。「本当に遠い1点だった」と振り返った阿部監督が「よく点を与えずに頑張った」と賛辞を贈ったのも投手陣だった。
6回途中まで無失点と好投した先発の堀田 パ・リーグの打撃部門で上位の選手が並ぶ強力打線を封じ込めた。堀田が先発の役割を果たし、継投した大江はピンチを切り抜けると、派手なガッツポーズを作ってほえた。勝ちパターンの投手もつぎ込み、今季最多に並ぶ8投手で「0」を並べた。十二回を締め、零封リレーを完成させた平内は「必死にみんなでつないでいたので、続けるようにと思って投げた」。援護がない中、投手陣の踏ん張りが、交流戦初勝利をたぐり寄せた。 吉川の殊勲打が、チームにとって44イニングぶりの適時打(本塁打除く)だった事実が示す通り、攻撃陣に一層の奮起が求められているのは、間違いない。「明日がもっと大事になってくる」と吉川。苦しみながらつかんだ白星を、復調のきっかけにしたい。(平山一有)
巨人・阿部監督
「(十二回は吉川が)最後にスッキリ打ってくれた。(小林)誠司のバントも生きたと思う。こういう勝ちはすごく大きい。投手の頑張りがあってこそ、今この位置にいると思っている」
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