河野知事(右)に引退を報告する元幕内琴恵光の尾車親方(右から2人目)河野知事(右)に引退を報告する元幕内琴恵光の尾車親方(右から2人目) 大相撲夏場所で現役を引退した元幕内琴恵光の尾車親方(32)(本名・柏谷充隆さん、佐渡ヶ嶽部屋)が28日、宮崎県の河野知事を表敬訪問した。同県延岡市出身の親方は「宮崎に帰ってくると温かい言葉をかけてもらった。ここまで頑張れたのも県民の皆様のおかげ」と感謝を伝えた。

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 スーツ姿で知事室を訪ねた尾車親方を、河野知事は「我々も取組に一喜一憂しながら元気を頂いた。これからの活躍も期待したい」とねぎらった。新米親方は「宮崎から角界に入りたいという子が増えるようスカウトも頑張っていきたい」と語った。 15歳だった2007年春場所で初土俵。力士としては小柄ながら、幕内在位29場所、最高位は東前頭4枚目と活躍した。23年九州場所で左膝を負傷して途中休場するまで、新型コロナウイルス関連での休場を除いて初土俵から1043回の連続出場を記録。速攻を武器に気迫あふれる取組でファンの声援に応えた。 けがの後は自身の思う相撲が取れず、夏場所中の今月17日、引退を発表。同場所をテレビで見ていて、「不思議な感覚だったが、この土俵で17年間戦い、貴重な体験をしたんだと思った。経験を弟子に教えていきたい」と振り返った。