盛山文部科学相は14日、ローマ字の統一的な表記について検討するよう文化庁の文化審議会に諮問した。文化審議会は「ヘボン式」が社会に広く浸透している実態を踏まえ、「訓令式」の使用を定めた1954年の内閣告示の改定も視野に検討を進め、来春以降に答申する予定だ。 ローマ字のつづり方では、例えば「新宿」を記す場合、50音の仕組みに沿った「訓令式」の「Sinzyuku」や、英語の発音に近い「ヘボン式」の「Shinjuku」など、複数の表記が混在する。

 54年の内閣告示は一般に日本語を書き表す際は訓令式を用いると定めるが、パスポートや道路標識、各種案内表示などではヘボン式が広く使われている。 文化審議会の分科会は今年3月、一般の社会生活でのローマ字使用の実態が「現行の内閣告示が示すものとは大きく異なっている」と指摘していた。