鳥越容疑者の逮捕を受け、謝罪する牛垣誠・首席監察官 女子トイレで女性を盗撮したとして、鹿児島県警は13日、枕崎署地域課の巡査部長(32)を建造物侵入と性的姿態撮影処罰法違反(撮影)の疑いで逮捕した。県警の警察官が逮捕されるのは4月以降で3人目となる。
発表によると、鳥越容疑者は昨年12月15日、県内の女子トイレに侵入し、自身のスマートフォンで個室内にいた30歳代女性を撮影した疑い。容疑を認めており、「被害者に対して申し訳なく思っている」と話しているという。 同月中旬、女性から「盗撮されたかもしれない」と被害の申し出があり、周辺の防犯カメラの映像などから特定した。 県警によると、鳥越容疑者は事件当時、同署警備課に所属していた。勤務中だったかどうかについては「捜査に支障がある」として明らかにしていない。 「極めて遺憾で、誠に申し訳ございません」。13日午後11時過ぎに県警本部で始まった記者説明で、牛垣誠・首席監察官は頭を下げた。 県警では4月、曽於署の男性巡査長(49)が地方公務員法(守秘義務)違反の疑いで逮捕され、県警公安課の男性警部(51)も不同意わいせつ容疑で逮捕され、その後、起訴された。 詐欺事件の被害相談を受けた鹿児島南署の対応を巡り、3月までに県公安委員会から「適切さに欠ける」と指導を受けるなど、県警の不祥事が後を絶たない。 ある県警幹部は「情けない。捜査には県民の理解が必要で協力を得られなくなる」と頭を抱える。 鹿児島市の自営業の女性(40歳代)は「良い所も悪い所も含めて、警察はもっと情報を開示するべきだ」と話す。同市の内装業の男性(76)は「信頼が揺らぐ。信頼を回復してほしい」と語った。 同志社大の太田肇教授(組織論)は「警察組織は捜査の面で秘密厳守が基本なため、組織管理も閉鎖的。外部の専門家による研修の機会を積極的に設け、良い意味で開かれた組織環境を作るべきだ」としている。首席監察官「責任を感じている」 牛垣誠・首席監察官との主なやり取りは次の通り。――現職警察官の逮捕が相次いでいる。「組織一丸となって再発防止と信頼回復に全力で取り組んでいるさなかにまた逮捕があった。誠に遺憾であると同時に、監察部門の責任者として責任を感じている」――県民からも厳しい目が向けられている。「非常に重く受け止めている。再発防止策を徹底して粘り強くやっていくしかない」――原因や今後の再発防止策は。「本人の自覚が欠如していると言わざるを得ない。警察官としての職務倫理教養の徹底、心情把握と悩みの解消が大事だと考えている」――具体的な取り組みは。「今回の事案を受け、注意喚起するように所属長を通じて緊急通達を行った。各所属長を集めてグループ討議をしたり、私が警察署を訪問して所属長に署員らの心情把握をお願いしたりしている」
![[ニュース] 「情けない」鹿児島県警、4月以降で3人目の逮捕者…巡査部長が女子トイレで盗撮容疑 [ニュース] 「情けない」鹿児島県警、4月以降で3人目の逮捕者…巡査部長が女子トイレで盗撮容疑](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/05/1715757375_20240515-OYTNI50025-1-1024x576.jpg)