広島0―0巨人(セ・リーグ=21日)――広島・大瀬良、巨人・高橋礼の両先発が、いずれも5回無失点と好投。巨人の六回表の攻撃中に雨脚が強まり、五回降雨コールドゲームとなって引き分けた。◇
3塁を踏ませない好投を見せた高橋礼(21日)=東直哉撮影 六回、小林の犠飛で巨人のスコアボードに「1」がともった直後、試合前から降っていた雨が土砂降りに変わった。中断の末、六回表の途中で降雨コールドが宣告され、規定で先取点は幻に。1週間の遠征は3分け3敗に終わった。それでも、阿部監督は「敵地での引き分けは勝ちに等しい」と前向きだった。高橋礼の粘投が無得点でのドローを呼び込んだ。
敵地も、屋外球場での登板も今季初めて。雨でぬれたマウンドにたびたび足を滑らせた。攻撃陣は決定打を欠く悪循環から抜け出せず、五回までに3度の得点機で岡本和らが凡退。嫌な流れはあったが、「それも野球」と動じなかった。 前週に続く対戦となった広島打線を相手に「(体の)状態も制球も良くなかった」と、3度も先頭打者に安打を許したが、二、四回は緩い変化球で内野ゴロを打たせて併殺打。唯一、得点圏に走者を背負った五回も切り抜け、5回を零封した。 登板4試合で1失点。好投を支えるのが、テンポの良さだ。杉内投手チーフコーチは「監督もそこを買っている」と認める。不慣れな環境、悪天候でも「全てのシミュレーションをしてきた」と、走者がいない場面の投球間は10秒足らず。走者を背負っても、自分の間合いでの勝負を心掛けている。 12勝でパ・リーグ新人王に輝いた2019年も、試合時間短縮に貢献した選手を表彰する「スピードアップ賞」を獲得したほどテンポの速い投球が持ち味だった。「固執しなければ、過去のいい経験はプラスにすればいい」。かつての自分を追いかけはしないが、生かせる特長は無駄にしない。精神力と投球術がうまくかみ合い、新天地で株を上げている。(財津翔)
巨人・阿部監督
「(今回の6連戦で3度目の引き分けで3分け3敗に)こういう1週間も長いシーズンをやっていればある。3勝3敗だと思って帰ろうと思う。(打者は)皆、だんだん上向いてきているし、反省点はバントでちゃんと送れないところだけ」
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