21日、国軍や革命防衛隊の司令官らの訪問を受ける最高指導者アリ・ハメネイ師(右奥)=最高指導者事務所提供21日、国軍や革命防衛隊の司令官らの訪問を受ける最高指導者アリ・ハメネイ師(右奥)=最高指導者事務所提供 【テヘラン=吉形祐司、エルサレム=中西賢司】イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」は20日、イスラエルに対する攻撃に関して国民への謝意と祝意を示す声明を発表した。19日のイスラエルによる報復とされる攻撃には触れていない。反撃せずに全作戦を終える意思を暗に伝えたとも受け取れる総括的な内容だ。

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 最高指導者のアリ・ハメネイ師は21日、革命防衛隊や国軍などの司令官の訪問を受けた。イスラエルへの攻撃について、明示を避けつつ「最近の業績は、イランの栄光と偉大さを世界に示した」と軍の働きを称賛し、謝意を伝えた。ハメネイ師が一連の攻撃の応酬後、発言したのは初めてだ。 一方、米紙ニューヨーク・タイムズは、イラン中部イスファハンの空軍基地にあるロシア製防空システム「S300」を構成するレーダー車両の損傷を衛星画像で確認したと報じた。事実であれば、イスラエルは19日の攻撃で、イランが核施設を守るために配備した防空網をかいくぐり、精密攻撃できる力を誇示したことになる。 同紙は2人の西側当局者の話として、レーダーを回避できるミサイル1発が、イランやイスラエル領空から離れた軍用機から発射されたと伝えた。標的を絞り「大規模攻撃がどのようなものになるのかをイランに警告した」としている。

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