様々な弥勒菩薩像が並ぶ会場(京都市下京区で)
アフガニスタン・バーミヤン遺跡の失われた天井壁画の線図をはじめ、国内外の仏像や絵画など約130件を集めた「文明の十字路・バーミヤン大仏の太陽神と
弥勒(みろく)
信仰―ガンダーラから日本へ―」(読売新聞社など主催)が20日、龍谷大学龍谷ミュージアム(京都市下京区)で始まった。中央アジアや日本で繁栄した仏教美術の多様性に触れられる。(西田大智)
バーミヤン遺跡の天井壁画の線図は、イスラム主義勢力タリバンが2001年、東西2体の大仏とともに頭上の壁画を破壊した後、過去の写真などを基に描き起こされた。現地で壁画研究をした宮治昭・元龍谷ミュージアム館長が監修し、正垣雅子・京都市立芸術大准教授(日本画模写)が22年に墨で描いたもので、実物の10分の1の寸法。東大仏が収まっていた場所の天井部分1幅にはゾロアスター教の太陽神ミスラ、西大仏の天井や側面の計5幅には、弥勒
菩薩(ぼさつ)
が住む天上世界「
兜率天(とそつてん)
」などがあり、精巧な図柄がよみがえった。
野中寺(大阪府羽曳野市)の「弥勒菩薩
半跏(はんか)
像」(白鳳時代、重要文化財)なども並び、弥勒信仰のアジアでの広がりもたどれる。
鑑賞した大阪大大学院生(26)は「線図は正確性がすごくて驚いた。様々な弥勒菩薩も網羅し、充実した内容」と話していた。 6月16日まで(一部展示替えあり)。月曜休館(4月29日、5月6日は開館し、翌日休館)。一般1600円、高大生900円、小中生500円。
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