柔道の全日本選抜体重別選手権(6、7日・福岡市)で、女子52キロ級の白石響選手(22)(コマツ)が3連覇を果たした。5月19日に開幕する世界選手権アブダビ大会で初めて代表に選ばれたホープは、世界一へ向け、高い壁に挑み続ける。

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全日本選抜体重別選手権女子52キロ級で優勝した白石響選手(右)全日本選抜体重別選手権女子52キロ級で優勝した白石響選手(右) 熊本市出身。県立熊本西高から環太平洋大を経て、今春、コマツに入社。持ち味の切れのある足技に加え、粘り強い寝技の鍛錬にも積極的に取り組み、力を付けてきた。

 全日本体重別では、その成果が表れた。決勝の相手は今年2月のグランドスラム・パリ大会で敗れた大森生純選手(23)(JR東日本)。難敵を相手にも、「とにかく柔道を楽しもうと思った」と気負わなかった。開始10秒、得意の足技で崩して一気に押し倒すと、流れるように横四方固めに持ち込み、わずか44秒で一本勝ち。「ワンチャンスを生かせた」と、3連覇への重圧をものともしない完勝だった。東京五輪金メダリストの阿部詩選手東京五輪金メダリストの阿部詩選手 同じ階級で世界へ打って出るには、実力者が立ちはだかる。2021年の東京五輪金メダリストで、今夏のパリ五輪で連覇を狙う阿部詩選手(23)(パーク24)だ。力の差を自覚しつつ、「強い人がいると、わくわくする。詩選手を倒したいという気持ちを忘れずに、成長し続けたい」と白石選手。挑戦を楽しみながら、絶対女王の背中を追う。(緒方裕明)

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