小倉あん発祥地顕彰式で挨拶する井筒八ッ橋本舗の津田会長兼社長(14日、京都市)

和菓子に使われる小倉あんをつくり、広めた菓子職人を顕彰する「小倉あん発祥地顕彰式」が14日、京都市の小倉山二尊院で開催された。青紅葉の下、菓子業界や行政関係者ら約40人が出席し、新小豆を献納した。顕彰式は顕彰碑が建てられた2005年から毎年続けられ、今回で20回目。

小倉あんは平安時代に空海が中国から小豆を持ち帰り、菓子職人の和泉和三郎が小倉の里で栽培し、砂糖で煮詰めて朝廷に献上したのが始まりと伝承されている。

「小倉餡(あん)顕彰世話人会」代表の津田佐兵衛・井筒八ッ橋本舗会長兼社長は挨拶で「和泉和三郎やその末裔(まつえい)が小倉あんを使ったお菓子をつくっていたという『物語』が私たちを励まし力づけ元気にして、今日の菓子業界の隆盛を招いている。静かな環境で食や文化を感じられる小倉の里の良さを今後も守り続けていきたい」と述べた。来年の次回顕彰式に向けて、和泉和三郎をまつる祠(ほこら)を再建する方針も明らかにした。

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