新潟放送
三味線を奏で、唄を紡ぎながら旅をした盲目の女性旅芸人『瞽女(ごぜ)』をご存じでしょうか。
昭和の時代に途絶えたこの伝統文化を広めようと奮闘する、若き上方落語家の思いに迫ります。
【写真を見る】「落語にさせてもらいます」昭和に途絶えた『瞽女』の魅力伝える新作 Z世代の上方落語家・桂枝之進がゆかりの上越市で初披露 新潟
昔ながらの風情が残る新潟県上越市の『瞽女ミュージアム高田』。
ここを訪れたのは、神戸市出身の上方落語家・桂 枝之進さん(25)です。
■Z世代の上方落語家
【ステージイベントの様子】
「ろうそくや、水に刺さりて青松葉。門々の、松葉や君が御代の春」
「MATSUBAとは他でもない、リズムユニットなのです」
枝之進さんが精力的に取り組んでいるのが『Z落語』。
落語とクラブカルチャーを掛け合わせたイベントや、大手コーヒーチェーンとコラボした『コーヒー落語』など、型にはまらないエンタメを発信し続けています。
■『瞽女』と出会った衝撃
【上方落語家・桂枝之進さん】
「やっぱり落語って、なかなか若い世代の人に聴いてもらえないようになってきているので、新しいエンタメとして見ていただくような企画を作っています」
枝之進さんは中学校を卒業後、15歳でプロの世界へ。
伝統にとらわれない新たな形を模索するなかで、2025年9月に『瞽女』と出会いました。
上越市で開催した落語会の後『瞽女ミュージアム高田』に立ち寄った際、目に入った映像に衝撃を受けたと言います。
■「どんな芸をされていたんだろう」
【上方落語家・桂枝之進さん】
「育ってきた環境の中でも、教科書を開いても知らなかったものが、初めてこの上越で瞽女という文化に出会って、どんな芸をされていたんだろうって、どんどんこの興味が湧いて」
【瞽女ミュージアム高田 案内人 渡辺裕子さん】
「あの子はなんかすごく一生懸命見てってくれたな…と思ったけど、まさか翌日も来るなんて」
「2日目に来られた時の、顔がすごく本気度が増していて」
■昭和に途絶えた盲目の女性旅芸人
【瞽女が演奏する『瞽女歌』】
『瞽女』とは、三味線を弾き、民謡や語り物を唄いながら、3人1組で全国各地を巡業していた、目の見えない女性旅芸人のことです。
