ケータイからスマホへ。20年でこんなに変わったエンタメとライフスタイルの進化

携帯電話でマンガやゲームを楽しみ、スマートフォンで映画やスポーツを見る。ケータイやスマートフォンの進化とともに、さまざまな楽しみ方やサービスが生まれてきました。さらに、買い物や支払い、各種手続きなど、日常生活のさまざまな場面でもスマートフォンが活躍するようになりました。ソフトバンクが携帯電話事業に参入してから20年。マンガやゲーム、動画、スポーツなど、その時代ならではのサービスや、記憶に残るCM・キャンペーンを振り返ります。

携帯電話でインターネットが身近に。コミックやゲームなど楽しめるサービスが続々登場

ソフトバンクが携帯電話事業に参入した2006年ごろには、携帯電話は通話やメールだけでなく、インターネットを利用する端末としても広く使われていました。2006年10月には「Yahoo!ケータイ」がスタート。検索やニュース、ショッピングなど、Yahoo! JAPANのサービスを携帯電話から手軽にアクセスできるようになります。

携帯電話でインターネットを利用する機会が広がる中、情報を調べるだけでなく、コミックを読んだり、ゲームで遊んだり、他のユーザーと交流したりと、ケータイの中で楽しめることも増えていった時期。さまざまなサービスが次々に登場します。

マンガに書籍、雑誌も。モバイルで広がる「読む」楽しみ

携帯電話でインターネットを利用する機会が増える中、ニュースなどの情報から、マンガやゲームへと楽しみが広がっていきます。2007年には、電子コミックの1話を情報料無料で楽しめる「タダコミ」が登場。同じころには、ゲームを無料でダウンロードできる「タダゲーム」や、音楽情報を楽しめる「タダ歌ばん」なども展開しました。

スマートフォンやタブレットが普及すると、マンガに加えて、書籍や写真集、雑誌などもモバイル端末で楽しめるようになります。2010年に開始した「ソフトバンク ブックストア」では、コミックや写真集、書籍など10万点以上を提供。

コンテンツが増える一方、利用スタイルにも変化が生まれます。新聞や雑誌などを定額で閲覧できる「ビューン」に続き、2015年には雑誌やマンガを定額で楽しめる「ブック放題」が登場。1冊ずつ購入するスタイルに加えて、定額でさまざまな作品を楽しめるサービスも充実していきました。携帯電話でマンガを読むところから、スマートフォンやタブレットで書籍や雑誌を読み、定額でさまざまな作品を楽しむように。モバイル端末での読書スタイルも多様になっていきました。

通信の高速化とスマートフォンの普及で、動画や映画、スポーツも手軽に楽しめる時代へ

マンガやゲームに続き、動画も携帯電話で楽しむものの一つとなっていきます。携帯電話で短い動画を見ていた時代から、スマートフォンの普及とともに映画やドラマ、スポーツのライブ配信など映像サービスの種類や視聴スタイルも多様に。外出先でもさまざまな映像を楽しめる機会が広がっていきました。こうした変化に合わせて、データ容量を前面に出した料金サービスが登場。同時にこの時代ならではのCMやキャンペーンも生まれました。

携帯電話で動画を見る。「インターネットコンテンツ元年」を宣言

2007年には携帯電話向けの「Yahoo!動画」が登場。ニュースやスポーツなど、さまざまな動画コンテンツを携帯電話で楽しめるようになりました。

動画を見て楽しむだけでなく、視聴した人が参加できる企画も登場します。2009年、ソフトバンクは「インターネットコンテンツ元年」を宣言。「選べるかんたん動画」でスポーツや芸能などの動画を提供したほか、「S-1バトル」では、お笑い芸人の映像作品を携帯電話で視聴し、投票によってチャンピオンを決めるという楽しみ方が生まれました。

さらに、動画はその場で起きていることをリアルタイムで共有する手段にもなっていきます。2010年にはライブ映像を配信・視聴できる「Ustream」の日本語版がスタート。ソフトバンクグループでも同年2月の決算説明会や発表会などをUstreamでライブ中継し、会場に足を運ばず、インターネット越しにリアルタイムで視聴できる環境を提供しました。

同年5月の新商品発表会では、ライブ中継とTwitter(現在のX)を組み合わせ、視聴者から寄せられた投稿を会場のスクリーンにリアルタイムで表示。登壇した孫 正義がその場でコメントするなど、インターネットを通じて視聴者も参加できる双方向のコミュニケーションを取り入れた発表会が行われました。

映画やドラマも定額で。広がる映像コンテンツの楽しみ方

有料の動画や音楽、ゲームなどを利用する機会が増えてくると、支払いもより手軽に済ませたいというニーズが増えていきます。2011年には、コンテンツの利用料金を毎月の携帯電話料金とまとめて支払えるサービスが始まり、クレジットカードで個別に決済する手間を省けるようになりました。

2013年には、映画やドラマ、アニメ、音楽などを月額定額で楽しめる「UULA」がスタート。個別に作品を購入・レンタルするのではなく、月額定額で幅広いコンテンツを楽めるサービスとして、映像の楽しみ方の選択肢を広げました。同じ年に登場した「SoftBank SmartTV」を使えば、「UULA」や「GyaO!」「TSUTAYA TV」などの映像サービスをテレビの大画面でも視聴できるようになります。

その後は外部の動画配信サービスとの連携も進み、2015年にはNetflixの取り扱いを開始。利用料金をソフトバンクの携帯電話料金とまとめて支払うことにも対応しました。

さらに2021年には、「ソフトバンクプレミアム」の第1弾として「エンタメ特典」が登場。Netflix、Hulu、DAZN、ABEMA、LINE MUSICなどを対象に、所定の条件を満たすとPayPayボーナス(現在のPayPayポイント)がもらえる特典を提供し、動画や音楽などをおトクに楽しめるようになりました。その後も対象サービスを拡大しています。

スマートフォンで作品を選び、自宅ではテレビで見る。利用料金は携帯電話料金とまとめて支払い、対象サービスでは特典も受けられる。映像を楽しむ方法だけでなく、その周辺の使い勝手も変化していきました。

野球、サッカー、バスケも。スマートフォンで楽しむスポーツ観戦

映画やドラマなどをスマートフォンで楽しむエンタメが充実する中、その流れはスポーツ観戦にも広がっていきます。

2016年に開始した「スポナビライブ」では、プロ野球や海外サッカー、B.LEAGUEなど、さまざまなスポーツをライブ配信。リアルタイムでの視聴に加えて見逃し配信にも対応し、好きな場所やタイミングで試合を楽しめるようになりました。その後、2018年にはバスケットボールに特化した「バスケットLIVE」の提供を開始。B.LEAGUEなどの試合をライブや見逃し配信で視聴でき、バスケットボールを楽しむ新たな選択肢が加わりました。

これまで会場やテレビで観戦していたスポーツも、スマートフォンで好きな場所から視聴したり、見逃した試合を後から楽しんだりと、観戦する場所や時間を選べるようになっていきました。

動画やSNSをたっぷり楽しむ。「ギガ学割」「ギガモンスター」が登場

動画配信やSNSなど、スマートフォンで楽しめるサービスが増えるにつれて、料金プランを選ぶ際にも「どのくらいデータ容量を使えるか」が意識されるようになります。こうした中、2016年9月に提供を開始したのが、20GB・30GBの大容量データ定額サービス「ギガモンスター」です。より多くのデータ容量を利用したいユーザーに向けた料金サービスとして登場しました。

このころ、料金サービスやキャンペーンでも「ギガ」という言葉が前面に打ち出されます。同年に実施した「ギガ学割」のCMには、白戸家の新しい家族となった「ギガ」、通称「ギガちゃん」が登場。「ギガどーん兵衛」など、店頭でのキャンペーンにも展開されました。

その後、利用できるデータ容量はさらに拡大。「ウルトラギガモンスター+」や「メリハリプラン」なども登場し、料金サービスは大容量へと変化していきました。さらに2021年には、4G/5G共通の「メリハリ無制限」の提供を開始。

大容量のプランに加え、データ容量無制限へと選択肢が広がり、動画を見る、ゲームで遊ぶ、SNSを使うといったスマートフォンの利用スタイルに合わせて、料金サービスも変化していきました。

スマートフォンが暮らしのさまざまな場面の中心に。買い物や支払い、契約手続きも便利に

スマートフォンで動画やゲームなどを楽しむことが身近になる一方、商品を探したり、買い物をしたりする場面でも使われるようになっていきました。さらに、スマートフォンに届いたクーポンを街のお店で使う、支払いをする、携帯電話の申し込みや手続きをオンラインで行うなど、スマートフォン一つでできることが日常生活のさまざまな場面へ広がっていきます。

スマートフォンから商品を探して購入。「モバイルeコマース革命」

スマートフォンでインターネットを利用する機会が増えると、情報を見るだけでなく、ネットショッピングにも使われるようになっていきます。一方、小さな画面でIDやパスワードなどを入力することは、買い物をする際の手間の一つでした。

そこで2015年、ソフトバンクとYahoo! JAPANが掲げたのが「モバイルeコマース革命」です。両社のサービスを連携し、スマートフォンからネットショッピングをより簡単・便利に利用できる環境づくりを進めました。その一つが「スマートログイン」です。ソフトバンクのスマートフォンの契約情報とYahoo! JAPAN IDを連携することで、Yahoo! JAPANの各種サービスを利用する際のIDやパスワードの入力を省略。また、商品を購入する際の支払いを毎月の携帯電話料金とまとめられるサービスにも対応しました。

商品を探すところからログイン、購入、支払いまでをスマートフォンでより手軽に。ネットショッピングに必要な一連の手続きをスマートフォン上で進めやすくなり、購入までをスマートフォンで完結しやすい環境が整っていきました。

毎週金曜日のお楽しみは牛丼やアイス!? 月替わりで特典がもらえる「SUPER FRIDAY」

ソフトバンクの携帯電話サービス開始から10周年を迎えた2016年。ユーザーへの感謝を込めて始まったのが、毎週金曜日に街のお店で特典を楽しめる「SUPER FRIDAY」です。

ソフトバンクのスマートフォンを利用するユーザーを対象に、店舗で商品と交換できるクーポンを配信。最初の3カ月は、10月に吉野家の牛丼、11月にサーティワン アイスクリーム、12月にミスタードーナツの商品と、月ごとに異なる特典が用意され、毎週金曜日にはお店に行列ができるなど、話題を集めました。社会現象に。

スマートフォンに届いたクーポンを持って街のお店へ行き、商品と交換するという、それまでの通信サービスとはひと味違ったキャンペーンです。その後も対象となる店舗や商品を変えながら実施され、金曜日にお店で特典を楽しむ機会が広がりました。

「100億円あげちゃう」で話題に。スマホ決済「PayPay」

買い物のスタイルの変化に伴い、支払いの場面でも新しいサービスが登場します。

2018年、ソフトバンクとヤフーが共同出資したPayPay株式会社が、スマホ決済サービス「PayPay」の提供を開始。スマートフォンに表示したバーコードをレジで読み取ってもらったり、QRコードを読み取ったりして支払うスタイルが新たな決済方法として加わりました。

サービス開始から約2カ月後には「100億円あげちゃうキャンペーン」を実施し、大きな反響を呼びました。商品を探して購入するだけでなく、街のお店での支払いまでスマートフォンで。日常の買い物の中で、スマートフォンが使われる場面も増えていきました。

申し込みから手続きまでオンラインで。「LINEMO」が登場

スマートフォンでさまざまなサービスを利用することが身近になる中、携帯電話の契約や手続きにも新しいスタイルが登場します。

2021年3月に提供を開始した「LINEMO」は、申し込みから契約後の各種手続きまでオンラインで完結するオンライン専用ブランドです。店舗へ行かずに、スマートフォンやパソコンから申し込みや手続きができることを特徴としてスタートしました。また、日常的に利用するLINEをデータ容量を気にせず使える「LINEギガフリー」にも対応。LINEのトークや音声通話・ビデオ通話など、対象となる機能を利用してもデータ容量を消費しません。

5G時代は楽しみ方がさらに進化。ARやVR、多視点映像など新しい体験へ

スマートフォンが日常生活のさまざまな場面で使われるようになる一方、通信技術の進化によって、楽しみ方にも新しい広がりが生まれます。

2020年3月には「SoftBank 5G」の商用サービスを開始し、モバイル通信は5Gの時代へ。高速・大容量、低遅延といった5Gの特徴を生かし、映像を見るだけでなく、好きな視点や角度を自分で選んだり、ARやVRでその場にいるような体験を楽しんだりするサービスも登場しました。

ダウンロードからストリーミングへ。変わってきたゲームの楽しみ方

ゲームの楽しみ方にも変化が生まれます。端末にゲームをインストールして端末側でデータを処理する方法に加えて、ゲームの処理をクラウド上で行い、その映像をストリーミングで楽しむ「クラウドゲーミング」が登場しました。

2019年にベータ版を開始した「GeForce NOW Powered by SoftBank」は、この仕組みを使ってPCゲームなどをスマートフォンやパソコンで楽しめるサービスです。2020年には「5G LAB」の「GAME SQUARE」として正式サービスを開始しました。

高い処理性能が必要なPCゲームでも、クラウド側で処理することで、スマートフォンやパソコンなどさまざまな端末から楽しめるようになりました。

好きな視点でライブやスポーツを楽しめる「5G LAB」

2020年3月、「SoftBank 5G」の商用サービス開始に合わせて「5G LAB」がスタート。「AR SQUARE」「VR SQUARE」「FR SQUARE」と、同年6月に開始した「GAME SQUARE」で、ARやVR、多視点映像、クラウドなどを活用したエンターテインメントを提供しました。

これまでの多くの映像配信では、あらかじめ決められたアングルの映像を見るのが中心で、視聴者自身が視点を選んだり、切り替えたりする機会は限られていました。「FR SQUARE」では、音楽ライブで好きなメンバーを選んで視聴したり、スポーツをさまざまな角度から見たりすることが可能に。「VR SQUARE」では、その場にいるような感覚で映像を楽しめるコンテンツをそろえています。

決められた映像を見るだけでなく、自分で視点を選んだり、ARやVRを使った体験を楽しんだりと、端末や通信技術の進化によって、映像との関わり方そのものも変わっていきました。

この20年で、モバイル端末は楽しむための道具から、日常生活のさまざまな場面で活躍する存在へと進化してきました。これから先、通信技術や端末の進化によって、私たちの楽しみ方や暮らしにどんな新しい体験が生まれていくのか、楽しみですね。

(掲載日:2026年10月19日)
文:ソフトバンクニュース編集部

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