熊本地震から1か月 元の生活遠く… 井戸の不具合続く八代市 猛暑の中 暮らし支える給水支援

熊本地震から1か月 元の生活遠く… 井戸の不具合続く八代市 猛暑の中 暮らし支える給水支援

熊本地震の被災地では、支援の動きが広がる一方、地震発生から1か月経った今もなお、元の生活を取り戻せずにいる被災者が多くいます。

JNN取材団として、熊本県八代市に入ったMRT宮崎放送報道部の玉岡克希記者が、被災地のいまを取材しました。

隙間ができて、その隙間に滑り込んだMRT

最大震度7を観測した熊本地震から1か月。その爪痕は、今も各地に刻まれています。

八代市鏡町の松本研一さん。
地震発生当時、1階のリビングで寝ていたところ、頭上から2階が崩れ落ち、自宅が全壊しました。

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(松本研一さん)
「立っていたら、頭が潰れていたと思うんですけど、滑りこみの体勢ですね。だから助かった。隙間ができて、その隙間に滑り込んだというような形ですね」

MRT井戸水を使う約4400世帯で今も「水が出ない」などの不具合

被災地で深刻なのは建物被害だけではありません。

八代市では、上水道の断水が今月25日までに解消されたものの、井戸水を使うおよそ4400世帯で今も「水が出ない」などの不具合があるということです。

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(宮岡道博さん)
「(蛇口)ひねった状態で一滴も出ないです」

八代市松崎町の宮岡道博さん。
地震で井戸水の水位が下がり断水。ポンプを買い直したものの、水位は戻らず、今も水は出ないままです。

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(宮岡道博さん)
「井戸の掘削とか、そういうことをしないとだめな状況になるかもしれません。ただ、それには、けっこうなお金がかかるので…」

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現在は、3日に1度、近くの集会所へ生活用水を汲みに行き、洗濯を済ませる日々。行政による井戸水復旧の目処は立っておらず、不安が募ります。

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(宮岡道博さん)
「復興に関しては、市や県、国が動いていただければとは思うんですけど、とにかく、この状況が改善しないことには、先のことはちょっと見通せないですね」

MRT子どもたちの生活に水は欠かせないが・・・保育園の場合

断水は公共施設でも続いています。八代市の八代ひかり保育園。

(玉岡克希記者)
「こちらの保育園では、子どもたちが遊ぶ園庭で、地面が隆起するなどの被害が確認されています」

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子どもたちの生活に水は欠かせませんが・・・

(八代ひかり保育園 時下晃生さん)
「これが蛇口でひねるけど、お水はいっさい(出ない)」

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こちらでは、井戸水を汲み上げていた配管に泥が詰まり、断水。当初、生活用水すらままならず、保育園の運営が脅かされました。

現在は企業や団体の支援を受け、タンクやポンプを活用したうえで、節水しながら保育園を運営しています。

MRTMRT

(子どもたち)
「トイレがすぐできない」「またプール遊びがしたい」
(保育士)
「できるだけ、安全衛生面を気をつけながらやるのが、今一番大変かなっていうのはあります」

MRTMRT被災者の方のほうが本当はきついはずなんですけれども『ありがとう』と

こうした人々の暮らしを支えているのが県外からの支援です。

この日、39.1℃を記録した八代市の避難所。
猛暑の中、給水作業にあたっていたのは、都城市上下水道局の職員たちです。

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(水を車に運ぶ職員)
(被災者)「すみませんねー、どこでもよかですよー」
(被災者)「ありがとうございます。すみません遠くから。ありがとうございます」
(職員)「車、どちらですか?」

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厳しい避難生活を送る被災者にとって、こうした支援の手は何よりの支えとなっています。

(被災者)「助かります。こうやってやっていただいて」

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(都城市上下水道局 土持昌浩さん)
「みなさん、被災者の方のほうが本当はきついはずなんですけれども、我々に対しても『ありがとう』という言葉をみんなかけていただけますので、私たちにとっても励みになりますし、これから我々も一生懸命、給水活動を続けていきたい」

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元の暮らしを取り戻すために。被災地の復興は、これからも続いていきます。

※MRTテレビ「Check!」8月28日(金)放送分から

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