【写真】直焼きフォカッチャは、焼き上がりにオリーブオイルをたっぷりかけて仕上げられる

「このおいしい感動を、ぜひご自宅の食卓にも持ち帰っていただきたい」。そんな想いとともに、今回はプリンチの厨房を率いるヘッドシェフの松田武司さんと、店頭でパンの魅力を伝えるパートナー(従業員)の下川美貴子さんにインタビュー。自宅用におすすめしたい「パーネ イン カセッタ」と「直焼きフォカッチャ」の魅力や、家でのとっておきの楽しみ方をたっぷりとうかがった。

■世界が認める職人の技。松田シェフが追求する「本場の品質」
プリンチの厨房を率いるヘッドシェフの松田武司さんは、国際的なパンの大会で日本人初の準優勝や世界第3位に輝き、直近の「パネットーネ世界大会」日本代表選考会でも部門第1位を受賞するなど、世界的に評価される確かな技術を持つ職人だ。

そんな輝かしい実績を持つ松田さんがプリンチの厨房で何よりも大切にしているもの。それは、イタリア本国の「品質」をそのまま日本の日常へ届けることだという。

「僕らが一番大事にしているのは、何よりも品質です。イタリアの味そのままを、高いクオリティで維持すること。それが作る側の譲れない一線です。お客様がお店に入ったときに『あ、イタリアだ』と感じられるような商品構成や味を大切にしています」

湿度や気温が異なる日本で、イタリアと同じクオリティのパンを毎日焼き上げるのは至難の業。塩分が強すぎて日本人に合わない部分は微調整を施すものの、基本のサイズ感や製法、そして一口食べたときに広がる本場の風味は「イタリアそのまま」を守り抜いている。

■パンを通じて「文化」を伝える。お家で味わうイタリアの日常
松田さんが目指すのは、単なる「おいしいパン作り」のその先にあるものだ。

「あとは文化の面です。伝統あるものから新しいものまで、食を通じてイタリアの文化そのものを日本の皆さんに伝えていきたいんです」

イタリアでは、パンは特別な日のごちそうではなく、毎日の生活に欠かせない家族のような存在。朝はコーヒーとともに、昼はたっぷりの具材をはさんで、夜は料理のソースを拭って最後まで楽しむ。松田さんはパンを通じて、こうしたイタリアの文化を伝えている。

世界レベルの技術を持つシェフが、あえて「日常のパン」に情熱を注ぎ、若い職人たちを育てながら本場の文化を継承していく。プリンチのパンには、そんな職人たちの熱い想いがしっかりと練り込まれているのだ。

■パートナー下川さんがおすすめする、自宅用ブレッドの魅力
職人たちが焼き上げたパンがずらりと並ぶショーケースの前で、お客様を笑顔でお迎えするのがパートナーの下川美貴子さんだ。数あるパンのなかで、下川さんが「ご自宅用にぜひ」とおすすめしてくれたのが、四角い食パンの形をした「パーネ イン カセッタ」と、大きな平焼きの「直焼きフォカッチャ」である。

パーネ イン カセッタは、一見すると日本の食パンに似ているが、その味わいや製法は特別なもの。実は、イタリアのレシピのままではパサパサとした食感になってしまうため、松田シェフが「食パンだけは日本のレシピでやらせてほしい」と本国へ直談判。タンパク質の高い国産小麦「ゆめちから」等を使用し、独自の製法を用いることで、驚くほどしっとり、もっちりとした食感を実現した。

特徴としては、小麦の優しい甘みと香りが口いっぱいに広がり、噛みしめるほどに味わい深いになっている。厚めにスライスしてトーストすれば、表面のサクッとした歯触りと、中のもっちりとした食感とのコントラストが際立ち、いつもの朝の食卓をちょっぴりと幸せな時間に変えてくれる。「明日の朝はパーネ イン カセッタがある」と思うだけで、起きるのが少し楽しみになるような、そんな温かさを持ったパンだ。

■イタリアそのままの製法。外はパリッと、中はふっくらとした「直焼きフォカッチャ」
そしてもうひとつ、自宅での楽しみを大きく広げてくれるのが、イタリアの食卓には欠かせない「フォカッチャ」。

松田シェフがこだわるプリンチの直焼きフォカッチャは、よく見かける日本のフォカッチャとは製法が異なる。イタリア本来の味を出すため、日本で手に入る一番粗いセモリナ粉を80%も使用。さらに、生地にはあえてオリーブオイルを練り込まず、その代わりに焼く前と焼き上がりにエクストラバージンオリーブオイルをたっぷりとかけて、高温のオーブンでいっきに直焼きにして仕上げられる。

このこだわりの製法によって、バゲットのようにパリパリ感のあるクリスピーな外側の食感と、ふっくらもっちりとした内側のコントラストが生まれる。「直焼きフォカッチャは、見ているだけでイタリアの陽気な雰囲気が伝わってくるようなパンです」と下川さん。ひと口かじれば、ほどよい塩味とともに生地の旨みとオリーブオイルの豊潤な香りがじゅわっと広がる。

■お家で広がる!下川さんおすすめのワクワクするアレンジレシピ
この2つのパンを家に持ち帰って、試したいのが「自由にアレンジして楽しむ」というイタリア流のスタイルだ。下川さんに、思わず試したくなる具体的なアレンジレシピを提案してもらった。

まずは、フライパンで焼く「甘じょっぱいホットサンド」だ。パーネ イン カセッタを家庭にある卵焼き用の四角いフライパンで焼くのが下川さん流。下川さんによれば、「サンドイッチやホットサンドにするなら1.5センチ、そのままやトーストで食べるなら3センチにスライスするのが、噛んだときにギュッとなるようなもっちりとした食感を楽しむベストな厚さ」とのこと。今回は1.5センチにスライスし、薄切りのバターを引いたフライパンで、スライスしたバナナを並べ、いちごジャムととろけるチーズをはさんだパーネ イン カセッタを両面パリッと焼く。「角までしっかりパリッとしますし、バターで焼くのが旨みを引き出すポイントです。切ってみると断面もかわいくておすすめです」と下川さんは顔をほころばせた。

さらにパーネ イン カセッタには、ホットサンド以外にも試してみたい多彩なアレンジがある。生で味わうなら、溶かしバターに蜂蜜と塩をひとつまみ混ぜてソース状にして塗る「特製ハニーバター」がおすすめだ。また、リコッタチーズを塗り、生ハム、蜂蜜、ブラックペッパー、オリーブオイルをかける「リッチな生食パンアレンジ」も絶品。休日の朝には、リコッタチーズに薄切りバナナと蜂蜜を合わせる「フルーツサンド風」も最高の組み合わせとなる。

食事系なら、バターではなくオリーブオイルでフライパン焼きし、半熟目玉焼きと粉チーズ、塩コショウを乗せる「オリーブオイル焼き」など、工夫次第で楽しみ方は無限に広がる。

直焼きフォカッチャは、横に切れ目を入れてお好みの具材をはさむ王道スタイルのほかにも、一口サイズに切っていろいろなものを乗せて自由に食べるスタイルも楽しいと思います。さらに、社内コンペ「美味しい食べ方選手権のドルチェ部門」で優勝した下川さん考案の特別な食べ方も。「ミルク、チョコレート、バルサミコ酢、スターバックス ヴィア(コーヒー)の4つを合わせたソースに、スティック状に切ったフォカッチャをディップするんです。

「幼いころから甘いものとしょっぱいものを合わせて食べていたので、フォカッチャの塩気とチョコレートは絶対に合うと思いました」とコンテストにあたって、ただ棒状に切るだけでは物足りないと感じた下川さんは、四角いパンを互い違いに切って三角にするなど、ソースにディップする際の見た目の華やかさにもこだわった。甘いチョコレートに酸味のあるバルサミコ酢を合わせる斬新な発想と、塩気のあるフォカッチャとの絶妙なバランス。現在、スターバックスとのつながりの深いプリンチならではの特製ソースは商品化に向けて開発が進められているそうだ。

そして、これらのおいしいパンに合わせるコーヒーとして、一番おすすめなのが「プリンチ ブレンド」。プリンチのパンをはじめとしたフードとコーヒーが、互いの風味を最大限に引き立て合うように開発されたこのブレンドを選べば、ご自宅でのイタリア体験がさらに完璧なものになる。

■持ち帰り後もおいしく。プロが教える「温め直し」と「保存」のコツ
自宅でも、お店の焼き立てのような食感を楽しむためのちょっとしたコツを松田シェフと下川さんにうかがった。

フォカッチャやハード系のパンを家で温め直すときは、トースターでもオーブンでも「霧吹きで少し水をかけてから(表面をぬらしてから)焼く」のが最大のポイントだ。適度な水分を与えることでパサつきがなくなり、外はパリッと、中はふっくらとした食感が戻る。

また、食べきれなかったパンは、なるべく早く冷凍保存するのがおすすめだ。解凍する際は、冷凍のまま霧吹きで水をかけ、温めておいたトースターやオーブンで焼き直すと、おいしく食べられる(※直焼きフォカッチャは質が変わりやすいため、できるだけ当日か翌日に味わいたい)。

■明日の食卓を彩る、お店でのあたたかな会話
松田シェフが品質に妥協を許さず焼き上げる本場のパン。そして、下川さんたちが笑顔で提案する自由な楽しみ方。

プリンチの店頭では、ただパンを買うだけでなく、「甘いのかしょっぱいのか」「どんな食感が好きか」をコメッサ(販売パートナー)に相談しながら選ぶ楽しさがある。焼き上がったばかりのパンがすぐ届くライブ感とともに、店舗での体験そのものを存分に味わえるのも、プリンチならではの魅力。

ぜひ、プリンチのブレッドをご自宅に持ち帰って、あなただけのおいしくて自由なイタリアの時間をゆっくりと味わってみてはいかが?明日の朝の食卓に、きっと心地よいイタリアの風が吹き込むはず。

※記事の内容は、2026年8月時点の情報です。
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