◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 東京から直線距離で西へ約600キロ。故郷の島根・松江市は新幹線で帰省すると約6時間半もかかるが、飛行機なら片道約1時間半の道のりだ。国宝・松江城に夕日がきれいな宍道湖。近くには出雲大社もある。NHKの朝ドラ「ばけばけ」の影響で国内外から観光客も増えてきている。

 今、最も熱いのはTBS系の人気ドラマ「VIVANT」とのコラボだ。堺雅人が演じる主人公・乃木憂助の故郷が島根。多くのロケが行われ、島根の人間なら「あそこだ」と思う場面が出てくる。観光サイトでもロケ地が紹介されている。地元の銘菓「どじょう掬いまんじゅう」はドラマとのコラボ商品で人気だ。

 8月1日に飛行機で帰省した。2日間で計2万1000発と西日本最大級を誇る宍道湖の湖上で行われる花火大会「水郷祭」を約35年ぶりに鑑賞した。前回行った中学生の時は無料だったはずだが、今では有料の指定席が設けられ、4月にネット購入して湖畔で鑑賞。美術館も入場でき、電車グッズ付きで1人3500円。ドローンショーに続き、夜空に咲く大輪の花火を眺め、胸が高鳴った。

 1929年に始まり、もうすぐ100年を迎える花火大会には県内外から約69万人が来場。松江市の人口が20万人弱だから、約3・5倍の人が集まったことになる。10月には出雲大社に全国各地の神が集まる「神在月(かみありづき)」の祭事も行われ、さらに来訪者は増えるだろう。高校を卒業し、島根を離れて30年。故郷の魅力は色あせない。(野球担当 恩田 諭)

 ◆恩田 諭(おんだ・さとし) 2001年入社。プロ野球記録担当。取材含め世界20か国以上を訪問も飛行機が嫌い。

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