公開
2026年08月24日 21時05分
更新
2026年08月24日 21時54分
著者

梅林日奈子
[ITmedia]
「まるで奇行種」――人型ロボットが独特なフォームでトラックを駆け抜ける映像が、SNSで話題だ。ロボットは、中国の北京人形機器人創新中心(TianGong Robotics)が開発した「天工 Omni」。8月23日(現地時間)、北京で開催中の「第2回世界人型ロボット運動会」の400m走・小型組で、45秒66を記録し優勝した。Xなどでは、その速さに加え、アニメ「進撃の巨人」の「奇行種」を思わせる独特な走り方にも注目が集まっている。
レースは、北京のスピードスケート館「アイスリボン」内に設けた青色のトラックで実施。天工 Omniは、顔の近くに上げた両腕を左右に振りながら前傾姿勢で走り、カーブでは体を内側に大きく傾けて進んだ。最後のカーブではやや体勢を崩したように見えたものの、すぐに立て直し、そのままゴールまで走り切った。
Xのユーザーからは、「人間にはできない走り」「奇行種みたい」「走り方は気持ち悪いが、バランス感覚がすごい」などの声が相次いだ。また、「上半身の回転を脚の推進力に使い、ジャイロ効果で走行を安定させている」「低姿勢なのは空力を考慮してるからか」「人間とロボットでは、最適な走り方が違うのかも」など、フォームを技術面から分析する声もみられた。
天工 Omniは「天工」シリーズの小型人型ロボットで、北京人形機器人創新中心が8月20日に正式発表した。全身運動の制御や細かな作業、音声や画像を使った対話能力などを備える。家事支援や見守り、巡回などへの活用を想定している。
また、同じ天工シリーズの大型人型ロボット「天工 Ultra」も、22日に行った陸上100mの予選で9秒32(速報値)を記録。人類最速となるウサイン・ボルト選手の世界記録9秒58を上回るタイムとして話題になった。

向かって左。独特なフォームで走る「天工 Omni」1(TianGong Robotics公式Xの投稿動画より)

独特なフォームで走る「天工 Omni」2(TianGong Robotics公式Xの投稿動画より)

1位を独走する「天工 Omni」(TianGong Robotics公式Xの投稿動画より)

カーブでバランスを崩すも、持ち直す「天工 Omni」(TianGong Robotics公式Xの投稿動画より)
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