「Gemini 3.7 Flash」を発表
米Googleは8月13日(現地時間)、新しいAIモデル「Gemini 3.7 Flash」を発表した。「3.6 Flash」の発表からわずか3週間でのアップデートとなる。
Today we’re introducing Gemini 3.7 Flash, our most intelligent workhorse model yet for coding and agents.
This model brings substantial gains across software engineering, web development, and complex knowledge work.
Now through the end of the year, Gemini 3.7 Flash is available…pic.twitter.com/RSCBDipjKn
— Google (@Google)August 13, 2026
「3.7 Flash」は、コーディングとエージェント用途に向けた“ワークホース”(実務向け)モデル。日々の実務をこなす主力モデルとしては同社史上、もっとも賢いものだという。その性能は各種ベンチマークテストにも表れており、ソフトウェアエンジニアリングやナレッジワーク、Web開発のワークフローといった分野で「3.6 Flash」を大幅に上回る結果を叩き出している。
「FrontierCode 1.1 Main」では「3.6 Flash」が34.4%だったのに対し、43.6%。コードの生成品質が向上している
競合モデルと比較すると、多少の得意分野・不得意分野はあれど、おおむね「Claude Sonnet 5」「GPT-5.6 Terra」相当と言えるだろう。
それでいて、価格が抑えられているのが「3.7 Flash」の魅力。年末までの導入価格として100万トークンあたり入力0.75米ドル、出力3.75米ドルが提示されており、これは「3.6 Flash」(入力1.50米ドル、出力7.50米ドル)のちょうど半額だ(2027年1月1日以降は、元の「3.6 Flash」と同じ入力1.50米ドル、出力7.50米ドルとなる)。本番環境への投入に耐える品質をもつエージェントを低コストで運用したいのであれば、「3.7 Flash」は有力な選択肢となりうる。
本番レベルのソフトウェアエンジニアリング能力を測る「DeepSWE」ベンチマーク。ワークホースモデルのなかで「3.7 Flash」はタスク当たりのコストが安く、コストパフォーマンスに優れるのがわかる
「3.7 Flash」は現在、下記のプラットフォームやアプリで展開中。世界160カ国以上で「Google AI Pro/Ultra」の加入者に提供されているパーソナルAIエージェント「Gemini Spark」も、同日から「3.7 Flash」を採用しているとのこと。
開発者向け:「Google Antigravity」でエージェント中心のワークフローを試せるほか、「Google AI Studio」「Android Studio」経由の「Gemini API」でも利用可能企業向け:「Gemini Enterprise Agent Platform」および「Gemini Enterprise」アプリ一般ユーザー向け:「Gemini」アプリの「Spark」(「Google AI Pro」「Ultra」加入者、対応国のみ)
