2026.08.07

イタリア北部の都市ボローニャでは、1964年以来毎年世界で唯一の子どもの本専門の国際見本市「ボローニャ・チルドレンズ・ブックフェア」が開催されている。期間中には絵本に関する多くのイベントも行われ、絵本作家や編集者など3万人以上が世界各地から来場する。1976年に見本市で絵本原画のコンクールが始まった。5点1組のイラストを用意すれば誰でも応募できる公募展で、絵本の専門家である審査員たちによって、すでに絵本として発表された作品も未発表のものも全て公平に審査される。コンクールでの入選を機に作家としての一歩を踏み出す人も多く、絵本作家の登竜門として親しまれている。今年は94カ国・地域から4,158組の応募があり、日本人7人を含む33カ国・地域の75組が入選を果たした。
同館では、入選作品を紹介する「ボローニャ国際絵本原画展(ボローニャ展)」を、1978年から毎年恒例の展覧会として開催している。作品には現代を生きるイラストレーター達からの様々なメッセージが込められている。世界各地から集まった絵本原画の「今」を楽しんでほしい。
入選作の他にも特別展示として、2025年にSM出版賞を受賞したマリア・ハイドゥク(ウクライナ)の作品やラガッツィ賞で選出された日本の絵本の原画を展示する。
