2025年のロシア戦勝記念日軍事パレードで、北朝鮮軍の将官らとあいさつするプーチン大統領=2025年5月9日(c)news1

2025年のロシア戦勝記念日軍事パレードで、北朝鮮軍の将官らとあいさつするプーチン大統領=2025年5月9日(c)news1

【07月31日 KOREA WAVE】北朝鮮とロシアが建設している両国間初の自動車橋が、ウクライナ侵攻の軍需物資補給路として利用される可能性があると、ウクライナの人権団体が主張した。

英紙ガーディアンが28日に報じたところによると、ウクライナでの戦争犯罪を調査、記録する団体「トゥルース・ハウンズ」は、この橋の目的について、北朝鮮とロシアの貿易促進よりも、秘密の軍事物流ルートを構築することにあるとの疑惑を示した。

橋はロシア極東の沿海地方ハサンと北朝鮮の豆満江一帯を結ぶ、全長850メートル、幅7メートルの2車線道路橋だ。キム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記とプーチン大統領が、2024年6月の平壌での首脳会談で建設に合意した。

両国は当初、6月19日の開通を目指していたが、日程は遅れている。工事の大半は完了したものの、ロシア側の一部作業が遅れ、新たな開通日は決まっていないという。

北朝鮮とロシアは、この橋を両国間の貿易や観光の拡大に使うと説明してきた。

しかし、トゥルース・ハウンズは、建設費が1億ドル(約163億円)を超えると推定される一方、2024年の両国間の貿易額は3400万ドル(約56億円)にすぎず、経済的な妥当性に乏しいと指摘した。

ロシアから北朝鮮を訪れた観光客も2025年時点で約1万人にとどまり、観光は依然として厳しく統制されている。外国人観光客の多くが訪れる平壌は、この橋から500キロ以上離れている。

同団体は、道路輸送は鉄道よりも西側諸国の衛星監視を避けやすく、貨物の積み降ろしも簡単だと分析した。

さらに、この橋が北朝鮮軍や建設部隊、軍関係者をロシアへ移動させる一方、ロシアの技術や資源を北朝鮮へ運び込む戦略的なインフラとして機能する可能性が高いと強調した。

北朝鮮は、ロシアが2022年2月にウクライナへ侵攻した後、約1万4000人の兵力をロシアに派遣し、戦争を支援してきた。ロシアも兵器や軍事技術、経済再建の分野で北朝鮮への支援を拡大している。

ウクライナのゼレンスキー大統領は25日、ロシアがウクライナ戦線への北朝鮮兵3万人の追加配置を準備しており、北朝鮮もロシアへ弾道ミサイル発射台を追加供給する予定だと主張した。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News

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