李大統領、EFE通信とのインタビューで「韓・チリFTAの現代化」を強調
チリを訪問中の韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領は、変化した通商環境に対応するため、韓国・チリ自由貿易協定(FTA)を現代化する必要があると強調した。サプライチェーンの再編やカーボンニュートラルへの移行といった新たな経済環境を協定に反映させるとともに、重要鉱物や先端産業を含む戦略的な経済協力を通じて両国関係を発展させる考えを示した。
李大統領は30日(現地時間)、ホセ・アントニオ・カスト・チリ大統領との首脳会談を前に行ったEFE通信とのインタビューで、「今日の経済はサプライチェーンとカーボンニュートラルへの移行を軸に再編されている」と述べ、「FTAも新たな現実を反映する形へと進化すべきだ」と語った。
李大統領は、韓・チリFTAが両国の経済・外交関係の発展に重要な役割を果たしてきたと評価する一方で、「急速な変化に合わせて見直す必要がある」との認識を示した。
そのうえで、「そのために両国はFTA自由貿易委員会を再開し、協定の現代化に向けた議論を前進させるとともに、強靱なサプライチェーン分野での協力を強化し、経済パートナーシップをさらに発展させていきたい」と述べた。
また、協定の現代化は単なる通商ルールの改正にとどまるべきではないとも強調した。李大統領は、「ビジネスチャンスを創出し、イノベーションを支援するとともに、新産業分野での協力を強化することが目的だ」と説明した。
昨年、韓国で行われた李大統領と当時のガブリエル・ボリッチ・チリ大統領との首脳会談でも、両首脳は韓・チリFTAの現代化を推進することで一致していた。
李大統領は今回の訪問を機に、両国が鉱物資源パートナーシップに関する了解覚書(MOU)を締結する予定であることも明らかにした。
同氏は、「目的は重要鉱物のグローバル・サプライチェーンを安定させるために協力することだ」と述べ、チリは世界有数のリチウム・銅資源保有国であり、韓国は安定した需要と先端産業基盤を持つ国だと説明した。
さらに、両国の強みを組み合わせることで、鉱物の開発・加工から先端製造業に至るまで、競争力のあるバリューチェーンを構築できるとの見通しを示した。また、インフラ、防衛産業、公共安全、海洋安全など、双方が相互補完的な強みを持つ分野でも協力を拡大していく考えを表明した。
加えて、「2028年に両国が共同開催する第4回国連海洋会議の成功に向け、チリと緊密に協力していくことを期待している」と述べた。
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