今回の地震は、2016年の熊本地震とは異なる場所で発生しました。
2016年の2度の震度7は布田川断層帯と日奈久断層帯の北の端だったのですが、今回はより鹿児島に近い日奈久断層帯でした。地震の専門家は今後より南側で地震が発生し、県内でさらに大きな被害が出る可能性を指摘します。
30年以上地震について研究する鹿児島大学大学院理工学研究科の小林励司准教授です。
2016年に発生した熊本地震の震源を振り返ります。
(鹿児島大学・大学院理工学研究科・小林励司准教授)
「青いところが布田川断層帯で緑の所が日奈久断層帯。2016年の時は布田川断層帯と日奈久断層帯の北の端がずれたと考えられている」
今回は日奈久断層帯の赤丸部分、より鹿児島に近い場所で地震が発生しました。
活断層ごとに地震が発生する確率を公表する国の地震調査研究推進本部は、日奈久断層帯について、今後30年以内に規模の大きな地震が発生する可能性が最も高い、Sランクに位置付けていました。
(鹿児島大学・大学院理工学研究科・小林励司准教授)
「日奈久断層は2016年にずれていなかったところで、比較的(地震発生の)高い確率になっていた」
日奈久断層帯は八代海の方まで伸びていて、さらに鹿児島に近い場所で今後、地震が起きる可能性があると指摘します。
(鹿児島大学・大学院理工学研究科・小林励司准教授)
「こっちの方が動いたとすると鹿児島県により近い、長島がすぐそばなので大きな被害が出てもおかしくない」
さらに。
(鹿児島大学・大学院理工学研究科・小林励司准教授)
「八代海は海なので、地震が起こると津波がどうなるかも少し心配」
小林准教授は、「今後1週間程度は同じ程度の揺れが起こる可能性がある」とした上で、「スポーツドリンクなど熱中症対策となるものも備蓄しておいてほしい」と述べました。
