英国空軍のユーロファイター・タイフーン(写真:Urbanandsport/NurPhoto/共同通信イメージズ)

[ロンドン発]ファンボロー国際航空ショー(7月20~24日)で英防衛産業大手BAEシステムズは無人協調戦闘機(CCA)と先進精密打撃兵器システム(APKWS)の戦闘機ユーロファイター・タイフーンへの緊急統合やモジュール型多目的弾頭「ブラックソーン」について発表した。

ユーロファイター・タイフーン(2023年8月、英スコットランド北部ロッシーマウス英空軍基地で筆者撮影)

ギャラリーページへ

英国初の無人戦闘機「ブロンタナックス」

 ウクライナ、イラン戦争は安全保障環境がかつてないスピードで変化している現実を浮き彫りにした。日進月歩の人工知能(AI)、自律型プラットフォームの急増、低コストの非対称脅威の拡大で従来のように開発が長期間にわたるハイエンド装備だけでは対応しきれなくなった。

 BAEシステムズと英国防省・空軍はファンボローで協調型戦闘航空計画「ストームファイター」を発表し、新しいドローン(無人機)「ブロンタナックス」のモックアップを公開した。ウェス・ストリーティング英国防相は「2027年までに初飛行させる」と宣言した。

英国初となる無人自律型協働戦闘機「ブロンタナックス」のモックアップ(筆者撮影)

ギャラリーページへ

 英防空産業を再工業化する取り組みの一環で、年間1000人以上の見習い技術者の採用、75社以上の国内サプライチェーン構築、7万人以上の雇用を見込む。ソフトウェアやAI技術、迅速な製造プロセスは日英伊のグローバル戦闘航空プログラム(GCAP)への重要な足がかりとなる。

Share.