安野光雅さん生誕100年 遊び心いっぱい アートの世界 旅や昔話 題材の80点 栃木市立美術館

「旅の絵本IVアメリカ編」を解説する杉村浩哉館長=栃木市で

 絵本作家で画家の安野光雅さん(1926〜2020年)の生誕100年を記念した企画展「安野光雅展 ふしぎな旅に出かけよう!」(東京新聞宇都宮支局後援)が栃木県栃木市立美術館で開かれている。9月23日まで。

 安野さんは島根県津和野町生まれ。淡く繊細な水彩画と遠近法、だまし絵、数学的発想を取り入れた独創的な作品で国内外から高い評価を受け、1984年に児童文学・絵本分野で世界最高峰の国際アンデルセン賞画家賞を受賞した。

 代表作「旅の絵本IVアメリカ編」の摩天楼を描いた水彩画には小さなキングコングが隠れており、遊び心いっぱい。「昔咄(ばなし) きりがみ桃太郎」「ABCの本 へそまがりのアルファベット」など約80点の津和野町立安野光雅美術館コレクションが並ぶ。

 杉村浩哉館長は「旅や昔話、文字、空想を題材にした楽しい作品ばかり。夏休みに親子で楽しんでほしい」と話す。

 開館時間は午前9時半〜午後5時。原則月曜休館。問い合わせは同館=電0282(25)5300=へ。(梅村武史)

Share.