第108回全国高校野球選手権和歌山大会準々決勝   智弁和歌山2―0市和歌山 ( 2026年7月22日    紀三井寺球場 )

<智弁和歌山・市和歌山>先発した智弁和歌山・長井(撮影・河合 洋介)
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 「和歌山2強」が見せた対照的と言える戦いは、智弁和歌山が零封勝利で上回った。市和歌山の最速151キロ右腕・丹羽涼介(3年)に得意の継投で対抗。絶対的エースが不在でも、抑えを担う背番号11の久葉亮太(3年)には自信があった。「僕たちに150キロを超える投手はいない。その代わり、皆でつなぐ」。0―0で迎えた7回から難敵との投げ合いへ向かった。

 「丹羽は丹羽、自分たちは自分たち」。8回から2イニング連続で挙げた援護点を支えに、抑えの仕事に集中。9回に訪れた2死満塁の最後の難所も左飛で締め零封リレーを完成。3回無失点の好救援に「相手の応援を自分の応援と思い、楽しく投げられました」と笑った。

 14年以降、夏の和歌山を制したのは智弁和歌山、市和歌山の2校しかない。今年も続いたライバル関係。「強打の智弁」と「投手力の市和歌山」とみられていた構図に久葉の心は静かに燃えていた。「打ち勝つチームとされるのは、投手として反骨心がある。ただし、助け合うのが今年のチーム」。その言葉通り、打線の苦戦を投手陣で救った。

 「日本一を目指す以上、ここで負けられない。(丹羽が)大きな刺激でした」。好敵手に投げ勝った自信を手にし、4強に駒を進めた。 (河合 洋介)

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