株式会社OceanBlue Technologies(本社:東京都渋谷区、以下「当社」)は、海岸に漂着したごみを回収する自律走行型海岸クリーニングロボットの1号機を完成させ、福岡県宗像市の海岸において、砂浜での自律走行、およびマイクロプラスチックを含む微細ごみの回収の実証に成功したことをお知らせします。あわせて、社会実装に向けた先行パートナー企業、および実証フィールドをご提供いただける自治体の募集を開始します。

自律走行型海岸クリーニングロボット1号機(OceanBlue)

■ 背景:世界6位の海洋大国・日本の海岸で進む漂着ごみ問題

 日本は世界6位の広大な排他的経済水域(EEZ)と約3.5万kmの海岸線を持つ海洋大国です。一方、その海岸には国内外から大量のごみが漂着し続けており、回収作業の多くは自治体・ボランティアによる人手に依存しています。担い手の高齢化や人手不足により、清掃が行き届かない海岸は年々増えています。特に、砂に紛れたマイクロプラスチックを含む微細ごみは人手での回収が極めて困難であり、放置されれば海洋生態系や水産資源への影響が懸念されます。

 当社は、この構造的な課題を「人手の善意」ではなく「機械による継続的な仕組み」で解決するため、砂浜という過酷な不整地環境で稼働する自律走行ロボットの開発を進めてきました。

 

■ 実証の概要:走行と回収、いずれも宗像市の海岸で確認

 2026年5月、当社は九州工業大学との共同研究のもと、改良を重ねた1号機による実証を福岡県宗像市の海岸で実施し、以下を確認しました。

①砂浜での自律走行

 軟弱で凹凸のある砂上で大小の障害物のある自然環境において、安定した自律走行を確認しました。

②ごみの回収

  マイクロプラスチックを含む微細ごみが、砂とともに回収機構へ取り込まれ、分離・回収されることを実際の海岸で確認しました。

■ 1号機の概要

・寸法/重量(800x1028x1500 mm、160kg)

・走行方式:クローラ(不整地対応)

・回収方式:牽引式回収ユニットによる砂中微細ごみの分離・回収

・開発体制:九州工業大学との共同研究

 

■ 共同研究体制

 本ロボットの開発は、AI・不整地ロボティクス分野で実績を持つ九州工業大学・林英治教授との共同研究であり、当社技術顧問の浦環氏(東京大学名誉教授/IEEE Fellow)の助言のもと進めています。

 

林 英治 教授(九州工業大学 大学院情報工学研究院)

 「砂上の走行は、路面が車体の重みで変形するという点で、舗装路や屋内とは全く異なる難しさがあります。取組を積み重ね、その都度判明した課題を一つずつ潰し、走行と回収の両方を実海岸で確認できたことは、共同研究の成果です。本ロボットのストロングポイントは、自律走行にあり、様々な分野への応用が期待されます。引き続き、実用化に向けた改良を進めていきます。」

 

浦 環 氏(東京大学 名誉教授/IEEE Fellow)

 「海中ロボットの研究に長く携わってきましたが、海の環境を守る主戦場のひとつは、実は陸と海の境界である砂浜にあります。砂浜は柔らかく、塩分と水分にさらされる、ロボットにとって最も過酷な環境のひとつです。自然環境での自律走行は、安定した室内環境でのそれとは全く異なる挑戦です。そこで走行と回収を両立させた今回の成果は、着実な一歩として評価しています。社会実装に向けた今後の展開に期待します。」

 

■ 今後の展開:先行パートナー企業・連携自治体の募集

 当社は本実証の成果を踏まえ、社会実装に向けて以下の募集を開始します。

①先行パートナー企業

 海岸清掃ロボットの導入を通じて環境貢献と企業ブランディングを実現したい企業。また、機体の共同開発・部材供給等の技術パートナーも歓迎します。

②連携自治体

 海岸漂着ごみにお悩みで、実証フィールドの提供や協働にご関心のある自治体。

ご関心をお持ちの企業・自治体・報道機関の皆様は、下記お問い合わせ先までご連絡ください。取材のご相談も受け付けています。

 

■ 会社概要

社名:株式会社OceanBlue Technologies

所在地:東京都渋谷区

代表取締役:加藤 重信

設立:2023年10月

事業内容:海岸クリーンロボット開発・運用、環境マーケティング

URL:https://www.oceanblue-tech.jp

 

■ 本件に関するお問い合わせ

E-mail: info@oceanblue-tech.jp

※ 実機写真(4K)・動画をご用意しています。

  ご希望の報道機関にはメディアキットをご提供します。

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