持続可能な17の目標に向けて県内の取り組みを紹介するスイッチSDGs。
「海の豊かさを守ろう」。美味しいけれど市場に出回りにくい魚を売り出そうと室戸市の若き兄弟が奮闘しています。

■井手上アナウンサー
「大きい はじめて見ました」

あまり見慣れない目の黒々とした魚。

■井手上アナウンサー
「なんていう魚?」
■野町拡台さん
「メダイっていう魚」
■井手上アナウンサー
「メダイ」

室戸市でこれから旬を迎えるメダイは地元でもあまり知られていない未利用魚です。

室戸市で魚をとり、加工から卸しまで営むイースト水産では、兄の野町拡台さんと弟の拓史さんが7月から県内の量販店でメダイの本格的な販売をはじめました。

「地元でもあまり知られていない?」「そうですね 居酒屋にも並ばない 九州か関西に流れていく」「食べたら美味しい?」「そうですね 食べたら美味しいので タイより美味しい 脂が皮目に結構あるので」

未利用魚とは美味しく食べられるにもかかわらず、漁獲量や知名度の低さのため市場に出回りにくい魚のことです。

日本の近海では約3700種類の魚介類がとれる一方、市場に並ぶのは600種類ほどでそのなかで550種類ほどが未利用魚になる傾向が高いと言われています。

未利用魚を活用することは水産資源の枯渇を防ぎ、漁師の新たな収入源にもなると近年注目されているんです。

■野町拡台さん
「室戸で漁獲があるのに認知されていないのはすごくもったいない 価値をつけて まず高知の人にもこういう魚があるっていうのを知ってもらいたい」

メダイ漁の解禁は6月から12月までで、イースト水産では獲れてすぐに船上で活き締めにし、その日のうちに県内の量販店に並べています。

一体どんな味なのか。兄の拡台さんに調理してもらいました。

まずはメダイの表面を覆うぬめりを大量の塩で取り除きます。

ぬめりとウロコを取ったあと、三枚におろしていきます。身を開いてみると。

■井手上アナウンサー
「きれいな白身 タイみたいな色」

5キロを超えるメダイは半身に満たない量でこれだけの料理ができました。

「豪勢なメダイのフルコースですね お刺し身と焼切りとお寿司にこれは?」「冬はしゃぶしゃぶがおすすめ」「しゃぶしゃぶも美味しいんですね ではまずはお刺身から」「身質はタイに似ているがタイ以上に脂がしっかりのっていて甘みがある」

さらに拡台さんおすすめのしゃぶしゃぶもいただきます。

■井手上アナウンサー
「表面がほろほろっとして中がもっちりして」

弟の拓史さんは3年前に室戸市へ戻り、今は主に営業を担当してメダイの販路拡大に力を入れています。

■野町拓史さん
「周りのスーパーだとか 協力してくれる人がいるので一緒に広めていきたい 漁師にも還元されるような感じになればいい」

主に漁を担当する兄の拡台さんは鮮度の良いメダイを消費者に届けることが販路拡大につながると考えています。

■野町拡台さん
「メダイ漁に行くまでは食べたことがなかったので 自分で釣って食べてめちゃくちゃ美味しいなと思ったので いち早く食卓に届けられるようにがんばるのでみなさんに食べてもらえたら」

高知県の水産資源の豊かさをおいしく実感できる未利用魚の活用。わたしたち消費者も食べることでSDGsの輪に加わることができます。

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