26日夜から27日にかけて台風7号と台風8号の「ダブル台風」が近畿地方に接近した影響で、和歌山県内は大雨に見舞われ、交通網にも影響が出た。
雨の中、国の名勝・橋杭岩を訪れた人たち(27日午前11時44分、和歌山県串本町で)=大久保忠司撮影
和歌山地方気象台によると、27日午後3時までの72時間降水量は潮岬(串本町)で291・0ミリとなり、6月の観測史上最大を記録した。台風7号が最接近した27日には風も強まり、潮岬では日中の最大瞬間風速が16・0メートルに達した。
太陽光パネルごと崩れた斜面(27日午後6時25分、和歌山県橋本市で)=佐武建哉撮影
すさみ町と那智勝浦町は26日夕、大雨に伴い、土砂災害が起きる危険が高まったことなどを踏まえ、ともに町内全域に警戒レベル3の「高齢者等避難」を発令した。計9350世帯約1万6000人を対象に計12か所の避難所が開設され、計33人が避難したが、27日の正午前に解除された。
土砂崩れや倒木も発生。橋本市高野口町応其では27日午後、太陽光パネルが並ぶ斜面の土砂が崩れているとの通報が市に寄せられた。けが人はいなかった。
また、県によると、田辺市上三栖で26日午後1時45分頃、県道脇の斜面の崩落が確認され、現場周辺を通行止めにした。復旧には2~3日かかる見込みという。同市中辺路町小松原の国道371号の小松原トンネル付近では倒木が道路を塞ぎ、27日朝から夕方まで周辺の約150メートルを通行止めにした。
紀の川市貴志川町の県道でも27日午前2時頃、土砂や倒木で塞がれているのが見つかった。周辺の約200メートルを通行止めにし、通行車に
迂回(うかい)
するよう促している。
JR和歌山線は大雨の影響で、26日午後8時半頃から王寺―橋本駅間の運転を休止し、27日も始発から運転を取りやめた。同日中の運転再開を目指しているという。
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