京都市では、京都駅東部・東南部エリアを舞台に、京都で活動する若手アーティスト等による作品展示など、エリア一帯で文化芸術が楽しめる周遊型アートイベント「Lightseeing Kyoto South 2026」を開催します。
背景と目的
京都市では、京都市立芸術大学の移転を契機に、「京都駅東南部エリア活性化方針」及び「京都駅東部エリア活性化将来構想」を策定し、文化芸術によるまちづくりを進めるため、機運醸成や、市有地を活用した文化芸術関連施設の整備を進めています。
当イベントは、京都市内の芸術系大学の卒業生や若手アーティストによる活動の場を創出するとともに、アートを通じて地域と文化芸術の新たな関係性を育むことにより、若手アーティストが活動しやすい環境づくりに地域一体となって取り組む「若者・アートモデル地区」の創出を目的としています。
令和7年度から両エリアの方針・構想の計画終期である令和10年度までの4年間を事業期間として継続的に取り組んでいます。
イベント概要会期
令和8年10月24日(土曜日) から11月23日(月曜日・祝日)まで
実施日時は、会期中の金曜日・土曜日・日曜日・祝日の午後1時から6時まで
場所
崇仁市営住宅9棟空き店舗(〒600-8203京都市下京区屋形町7ー1)
hatoba cafe(〒601-8005京都市南区東九条西岩本町10オーシャンプリントビル1階)
ギャラリー京都七条(〒600-8141京都市下京区西木屋町通七条上る新日吉町135ー16)
内容
アーティストやクリエイター等による作品展示、作品やプロダクト等の販売など
参加アーティスト
後日、公式インスタグラム等で公表予定
共同キュレーター
大倉佑亮、渡邊賢太郎(京都を拠点にキュレーターとして活動)
(補足)詳細は後述
参加費
無料

イベントロゴマーク(デザイン:塩谷啓悟)

崇仁市営住宅9棟空き店舗(昨年度の様子) Photo by Mikoto Yamagami
連携イベントについて
周遊型アートイベントとして、周辺の文化芸術関連施設等においても、作品展示やワークショップなどの連携イベントが開催されます。
会期
令和8年10月上旬から11月中旬まで(実施日時は施設により異なります)
場所等
京都市立芸術大学 ギャラリー@KCUA
京都市立芸術大学 芸術資料館
京都市立芸術大学 芸大祭「熱源」
THEATRE E9 KYOTO
TERRADA
ART STUDIO 京都 ほか
京都アート月間として実施
京都アート月間は、国内外から訪れる方に、秋の京都でアートを楽しんでいただくことを目的として、京都市・京都府が連携し、京都市内で実施されるアートイベントを一体的に発信する取組です。当イベントは、京都アート月間の一環として実施します。
イベント公式インスタグラム
イベントの追加情報等は公式インスタグラム
で発信します。
お問合せ先
京都市総合企画局総合政策室プロジェクト推進担当
電話:075-222-3176
共同キュレーター
京都を拠点にキュレーターとして活動している大倉佑亮、渡邊賢太郎の2名が、アーティスト選定・プロジェクト構成を担います。
大倉佑亮
1988年生まれ。京都大学総合人間学部卒業。京都を拠点に、アートプロジェクトや大学にて、キュレーション、アート・マネジメント、教育などの実践に携わる。京都芸術大学美術工芸学科非常勤講師(2019-2024)、京都大学経営管理大学院非常勤研究員(2025)などを経て、現在は「森の芸術祭
晴れの国・岡山」アシスタント・キュレーターを務める。

Photo by Mikoto Yamagami
渡邊賢太郎
1990年熊本生まれ。京都を拠点に活動するキュレーター/アートマネージャー。2016年より独学で展覧会企画を始め、キュレーションに加え、国内外のアーティストの制作・展示・プロジェクトのマネジメントやコーディネートも手がける。
主な企画に「Ahead of the Rediscovery Stream」(MYAF 2025
Exhibition、2025/東京・寺田倉庫、共同キュレーション)、「和を以て景を綴る」(2025/東京・WALL alternative)、「Paraphrase」(2023/ロームシアター京都)、「和を以て物語をなす」(2023/京都・瑞雲庵)など。その他、「haku kyoto」(2020–2023)ギャラリーディレクター、「森の芸術祭 晴れの国・岡山」(2024)、「神戸六甲ミーツ・アート」(2025–2026)でのアーティストサポート/制作コーディネートなどを務める。

Photo by Mikoto Yamagami
キュレーターが考える2年目を迎えるイベントのコンセプト
京都駅のすぐ近くにあり、観光都市・京都の典型的なイメージからは少し外れた京都駅東部・東南部エリア。この場所には、近代以降の都市形成、労働、住まい、多文化、コミュニティの記憶が複雑に折り重なっています。住居としての役割を終えた市営住宅や空き家、空き地が残される一方で、近年では京都市立芸術大学の移転を契機に、このエリアに関わる人々の流れも大きく変化しつつあります。
Lightseeing Kyoto Southは、アートを通じて、このエリアを見つめる試みとして2025年に始まりました。2026年はその考え方を深め、「何を見るか」ではなく、「どのように見えるのか」「何によって見えているのか」という根本的な問いに焦点を当てます。
「Lightseeing」という言葉は、「sightseeing=観光/名所を見ること」を踏まえながら、その焦点を「見るべき対象」から「見え方そのもの」へと移すための造語です。名所をめぐるのではなく、光を通じて場所を見つめること。あるいは、これまで見えていなかったものが見えはじめる瞬間に立ち会うこと。それは、都市を固定された風景として捉えるのではなく、他者との関係、時間、記憶、身体、環境、そして想像力が重なり合うことで、絶えず見え方を変えていくものとして受け止める態度でもあります。
このエリアに光を当てることは、変化の只中にある場所に対して、性急に答えを与えることではありません。アーティストと共に、歴史、経済、教育といった複数の視点からこの場所を捉え直し、地域の人々の理解を得ながら、いまこのエリアがどのように見えうるのか、そしてこれからどのような公共性や創造性を宿しうるのかを、時間をかけて考えることでもあります。
Lightseeing Kyoto South 2026は、未来の姿を急いで決めるためのプロジェクトではありません。都市のこれからに、新たに見えはじめる光を、地域に関わる人々と共に見出していく試みです。
報道発表資料発表日担当課
総合企画局総合政策室プロジェクト推進担当(電話:075-222-3176)
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