公開日時 2026年06月16日 21:35更新日時 2026年06月16日 22:27
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落石があった現場を確認する敷地所有者や関係者ら=16日午後0時半ごろ、北中城村安谷屋
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古堅一樹
6月16日午前9時ごろ、沖縄県北中城村安谷屋にある鉄筋業者の敷地内に、隣接する崖の上から複数の巨大な石が落ちた。従業員や村職員が現場にいたが、避難しけが人はいなかったという。沖縄本島地方は長雨が続いていた。
村によると、16日午前8時分ごろ、付近を通った車の運転手から落石の前兆に ついて連絡が入った。村職員が到着した約分後、落石が起きた。村の担当者は「ゴゴゴゴーという地鳴りのような大きな音が響きながら、岩や土が崩れていった」と振り返る。村によると、岩は目測で高さ約1・5メートル、長さ約3メートル、幅約1・5メートルという。
2年前の大雨でも落石が発生し、業者が県中部土木事務所へ対策を求めていた。同事務所は敷地に隣接する歩道上に防護柵を設置し、歩道や車道の安全を確保を進めており、9月末にも完成する見通し。応急措置として、現場周辺の歩道は通行できないように柵を設置している。
落石が発生した現場。過去の大雨で発生した落石は業者が自前で設けた鉄骨で食い止めている=16日午後0時半ごろ、北中城村安谷屋
一方、崖上には墓地などがあり、別の所有者がいる。中部土木事務所や村によると、崖上も崖下も民有地のため、崖上から敷地内への落石の対策は、県や市町村が行政として取り組むのが難しい面があるという。
崖下の敷地を所有する鉄筋業者の社長は、従業員の安全に関わる深刻な事態に「もう少し早く対策をしてもらえたら、ここまでの被害にならなかったのではないか」と対策を望んだ。
沖縄気象台によると、沖縄本島地方では日にかけて激しい雨が降る場所がある見込み。雨雲の発達によっては警報級の大雨となる恐れがある。16日午後6時までに予想される時間降水量は、本島地方で100ミリ。
9日午前0時の降り始めから16日午後3時までの降水量は、南城市糸数で404・5ミリ、那覇市樋川で400・5ミリ。これまでの雨で地盤の緩んでいる場所がある。気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に十分注意するよう呼びかけている。
県災害対策本部会議が16日に書面で開かれ、16日午前7時時点の被害状況の速報値が報告された。うるま市で床下浸水が3件発生した。同日、災害の危険が解消したとして、災害対策本部は廃止された。
